【危険】not setの意味とは?表示原因や確認・対処の方法を解説

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not setの意味は?表示される原因と対処法も解説

この記事のポイント

  • not setとは、GA4がレポートのディメンション(データを分類する切り口)に入れる値を取得できなかったときに表示される値のこと
  • 流入元、ランディングページ、Google広告関連でnot setが多いときは、分析精度に影響する可能性がある
  • 原因を確認するときは、レポート、ディメンション、発生割合、発生期間を見た上で、タグやUTM、広告連携を見直す

Googleアナリティクスでアクセス状況を分析していると、項目にnot setと表示されているのを目にしたことがある方も多いでしょう。not setが何を意味しているのか把握すると、Googleアナリティクスを有効活用できます。

この記事では、not setが表示される意味と原因について解説します。適切に対処をすることで、Googleアナリティクスから得られる情報も精度を高められるため、当記事を参考にnot setについての理解を深めましょう。

1.「not set」とは?

「not set」は、GA4のレポートで本来表示されるはずの値をGA4が取得できなかったときに、代わりに表示される文字列です。たとえば「どのページから流入したか」「どの広告経由か」といった情報をGA4が判断できないとき、本来の値の代わりに「(not set)」と表示されます。

not setが表示されている場合でも、アクセスやイベントは正常に計測されている点に注意しましょう。not setと表示されている場合、アクセス自体は計測されており、ただ特定のディメンション(※GA4レポートにおける、データを分類する切り口のこと)について情報が足りていない、という状態を表しています。

not setは、GA4の仕様や計測のタイミングによって自然に少量発生することもあります。しかし、特定のレポートで以上にnot setの表示が増えていたり、広告や流入元、ランディングページの分析がうまくいかなかったりするときは、何かしらの設定ミスが起きている可能性があるため、早めに原因を特定し、是正することが大切です。

(出典:Google アナリティクスヘルプ「レポートに表示される「(not set)」という値の意味」

1-1.「not set」と「not provided」の違い

「not set」と「not provided」の違いを簡単に言うなら、値が取れなかったのがnot set、そもそも値が渡されてこないのがnot providedです。

2つの違いを表にすると次のようになります。

not setとnot providedの違い
状態 主な発生理由 対処の方向性
not set GA4が値を取得できなかった タグや設定の不備などで、計測条件を満たせない 設定や計測実装の見直しで改善できる場合がある
not provided 値そのものがGA4に渡されない プライバシー保護などの理由で、情報が開示されない Search Consoleなど別ツールでの補完が必要になる

not setは、GA4が本来取得すべき値を取れなかったときに表示されます。設定の見直しで改善できることが多い値です。

not providedは、ユーザーのプライバシー保護などの理由で、値そのものがGA4に渡ってこないときに表示されます。例えば、Google検索ではプライバシー保護の観点から、自然検索で流入したユーザーの検索語句がGoogle アナリティクスに渡されないことがあり、その結果としてnot providedになります。そのため、Google Search Consoleの検索パフォーマンスレポートを併用するなどの形で、別のツールを使う必要が生まれます。

(出典:Google アナリティクスヘルプ「[GA4] キャンペーンとトラフィック ソース」

1-2.「not set」と「data not available」の違い

「not set」と「data not available」の違いは、GA4がそもそも情報を受け取っていないのか、受け取った情報の処理が終わっていないのか、という点です。

data not available」はGoogle アナリティクスのデータを利用できないときや、処理がまだ完了していないときに表示される値です。したがって、「data not available」が表示されるのは処理の遅延やシステム側の事情によるもので、ユーザー側で減らすための対応は基本的に取れません。

(出典:Google アナリティクスヘルプ「[GA4] レポートに表示される「(data not available)」という値の意味」

2.GA4で「not set」が表示されやすいレポートには何がある?

GA4でnot setが表示されやすい代表的なレポートは、「トラフィック獲得レポート」「ランディングページレポート」「Google広告関連レポート」「ユーザー属性の詳細レポート」の4つです。

各レポートでnot setが出やすい項目は、以下の通りです。

not setが出やすい項目
レポート名 not setが表示されやすい主な項目
トラフィック獲得レポート セッションの参照元/メディア
ランディングページレポート ランディングページ
Google広告関連レポート キャンペーン、広告グループ、キーワード
ユーザー属性の詳細レポート 年齢、性別、地域など

どのレポートでnot setが出ているかによって、確認すべき原因は変わります。まずは表示が起きているレポートと項目を特定するところから始めると、原因の絞り込みがスムーズになるでしょう。

3.GA4で「not set」が表示される主な原因

GA4では、設定の不備や外部要因など複数の原因でnot setが表示されるケースがあるため、まず何が原因で表示されているのか絞り込む必要があります。ランディングページで表示されるならpage_viewイベント、流入元で表示されるならUTMパラメータや参照元情報、Google広告関連で表示されるなら広告連携や自動タグ設定が関わってきます。

以下では、GA4でnot setが表示される主な原因を解説します。

3-1.タグやイベントの設定に不備がある

タグやイベントの設定に不備があると、GA4が必要なイベントやパラメータを受け取れず、not setが表示される原因になります。

GA4タグ、GTMタグ、page_viewイベント、session_startイベントの発火状況は、特にnot setの表示にかかわる要素です。ページ遷移のないサイト、GTMの発火条件が限定されているページ、タグの設置漏れがあるページでは、GA4が最初に閲覧されたページを判定できないことがあります。

原因を切り分けるときは、「どのページでタグが発火していないのか」「どのイベントに必要なパラメータが送られていないのか」を確認しましょう。チェックにはGTMのプレビューモードやDebugViewが役立ちます。

3-2.UTMパラメータが正しく設定されていない

UTMパラメータが正しく設定されていない場合、GA4がキャンペーン、参照元、メディアなどの流入情報を判定できず、not setが表示される原因になります。特に広告、メールマガジン、SNS投稿、外部メディア掲載のURLでは注意が必要です。

GA4では、以下のような状態があると、流入元の分析精度が下がります。

  • UTMパラメータの表記ゆれがある
  • 入力漏れがある
  • 全角文字や不要な記号が混入している
  • リダイレクト時にパラメータが消失している

原因を特定するときは、not setが多い流入経路に共通するURLを確認しましょう。同じ広告媒体や同じメール配信ツールからの流入だけでnot setが増えている場合、UTMパラメータの付与ルールやURL変換の処理に問題がある可能性が高いです。

3-3.コンテンツグループを設定し忘れている

コンテンツグループを設定し忘れている場合、GA4はページやスクリーンを任意の分類に振り分けられず、コンテンツグループの値にnot setを表示します。

コンテンツグループとは、ページ群をカテゴリ別に分析するための設定で、コラム、サービスページ、事例ページ、採用ページなどを分類する目的で使われます。自サイトのどのカテゴリに流入が起きているか把握したいのであれば、コンテンツグループを設定し、GA4へcontent_groupパラメータを送信することが必要です。

注意点として、コンテンツグループをsession_startやfirst_visitなどの自動収集イベントと組み合わせると、not setが表示されることがあります。

3-4.Google広告とGA4の連携に不備がある

Google広告とGA4の連携に不備があると、広告キャンペーン、広告グループ、キーワードなどのディメンションでnot setが表示される原因になります。広告クリックの情報がGA4側で広告データと結びつかないためです。

Google広告関連のデータは、GA4プロパティとGoogle広告アカウントのリンク、自動タグ設定、GCLIDなどのクリック識別子によって紐づきます。連携が未設定の場合や、対象のGoogle広告アカウントが正しくリンクされていない場合、GA4は広告流入であることを十分に判定できません。

原因を特定したいのであれば、以下の2つをチェックしましょう。

  • Google広告経由の流入全体で発生しているか
  • 特定のキャンペーンやリンク先URLだけで発生しているか

広告全体で発生している場合は連携設定、特定URLだけで発生している場合はパラメータやリダイレクト処理に問題が起きている可能性が大です。

3-5.ディメンションとイベントの組み合わせが適切でない

ディメンションとイベントの組み合わせが適切でない場合、GA4上では有効な値が存在せず、not setが表示される原因になります。GA4ではディメンションごとに、ユーザー、セッション、イベントなどのスコープが異なるためです。

セッションスコープのディメンションはトラフィック獲得レポートで、イベントスコープのディメンションはキーイベントの貢献度を分析する場面で使われます。このとき、スコープが異なる指標やイベントと組み合わせると、GA4が値を割り当てられないことがあります。

原因を特定するときは、探索レポートやカスタムレポートで使っているディメンションと指標の組み合わせを確認しましょう。標準レポートでは問題が少ないのに、独自に作成したレポートだけでnot setが多い場合、計測の不備ではなくレポートの設計が原因になっている可能性があります。

3-6.リファラースパムの影響を受けている

リファラースパムの影響を受けると、実際の見込み顧客ではない不自然な参照元がGA4に混入し、not setや不自然な流入データが増える原因になります。リファラースパムとは、アクセス解析データに不正または低品質な参照元を記録させる行為です。放置するとサイトの計測データが信用ならないものになるため、早急な対処が必要です。

以下のようなパターンが見られる場合、リファラースパムが起こっている可能性が高いと言えます。

  • 特定の参照元から直帰に近い行動が大量に発生している
  • 通常の商圏と関係の薄い地域から短時間にアクセスが集中している

not set表示が増えている原因は、リファラースパムが発生している以外にも複数あります。しかし、タグ設定、UTMパラメータ、広告連携に問題がないにもかかわらず不自然な参照元が目立つ場合、スパム対策を取ったほうがよいでしょう。

3-7.ユーザーがトラッキングやCookieの取得を拒否している

ユーザーがトラッキングやCookieの取得を拒否している場合、GA4がユーザー属性やセッション情報を十分に取得できず、not setが表示される原因になることがあります。

GA4に送られる情報を制限する要因には、以下のようなものがあります。

  • ブラウザのトラッキング防止機能
  • Cookie同意バナーでの拒否
  • 広告ブロッカー
  • 同意モードの設定状況

ユーザー側の拒否や広告ブロックなどが原因でのnot set表示は、サイトの運営者側だけでは解消が難しい領域です。サードパーティCookieに依存せず、別の手法でユーザーの流入を計測するとよいでしょう。

4.「not set」が表示された場合放置してもよい?

not setは少量であれば放置できる場合もありますが、主要な分析項目で急に増えているときは優先的に確認したほうがよい値です。表示される箇所によって、分析への影響度が変わります。

優先的に確認したいのは、トラフィック獲得、ランディングページ、Google広告関連のレポートです。流入元、メディア、キャンペーン、広告グループ、ランディングページにnot setが多いと、広告効果やSEO施策の判断を誤る可能性があります。

一方、以下のようなケースでは、サイト側で解消することが難しいか、対策のコストパフォーマンスが悪くなります。

  • 全体に対してごくわずかしか発生していない
  • ユーザーの同意状況やブラウザ側の制限が主な原因になっている

完全にnot setをゼロにするのは現実的ではないため、以下の判断軸に基づいて、対応するべきかどうかを決めるとよいでしょう。

not setが発生した場合に対応するかどうかの判断軸
判断基準 確認したい内容
割合 レポート全体に対してnot setが占める比率はどのくらいか
発生期間 いつから発生しているか、特定の日から急増していないか
分析への影響 広告効果やSEO施策の判断に支障が出ているか

5.GA4で「not set」が表示された場合の原因の確認方法

GA4でnot setが表示されたときは、レポート、ディメンション、発生割合と期間の順に確認してください。順を追って確認していくと、設定のミス、イベント不足、広告連携の不備、プライバシー要因のどれが原因かを切り分けやすくなります。

まず、GA4のどのレポートにnot setが出ているかを確認しましょう。最初に見るべきポイントは以下の通りです。

  • トラフィック獲得レポート → 流入元情報
  • ランディングページレポート → page_viewイベント
  • Google広告関連レポート → 広告アカウントのリンクや自動タグ設定

次に、not setが出ているディメンションを確認し、欠けている項目が何かをチェックしましょう。

その上で、not setが起きている時期と、発生の割合を確認してください。特定の日から急に増えている場合は、その時期に行った変更と照らし合わせることで、原因を特定できる可能性が高まります。たとえば、GTMの公開や設定変更、サイト改修、Cookie同意バナーの実装などを行ったことでnot setが増えることはままあるため、施策を振り返ってみましょう。

6.GA4で「not set」が表示された場合の対処法

GA4でnot setが表示されたときの対処法は、レポートの種類に合わせてタグ、イベント、流入情報、広告連携、参照元設定を確認することです。原因に合わない設定を変更しても改善しにくいため、最初にnot setが出ているディメンションを特定するところから始めましょう。

表示場所別のnot setの確認対象
レポートでの表示例 主な確認対象
ランディングページで多い page_viewイベントの発生状況
トラフィック獲得で多い UTMパラメータの付与状況
Google広告関連で多い Google広告とのリンク、自動タグ設定

それぞれの確認や設定の進め方について、解説します。

6-1.GA4タグやGTMタグの発火設定を確認する

GA4タグやGTMタグの発火設定は、not setを減らすために最初に見ておきたい項目です。タグが正しく発火していないと、GA4がセッションやページビューを取得できず、ディメンションの値が欠ける原因になります。確認するべきなのは、以下の項目です。

  • 全ページでGA4設定タグが発火しているか
  • GTMのトリガー条件が一部ページだけに限定されていないか
  • 同じページで重複して発火していないか

確認のときは、GTMのプレビューモードを使い、トップページ、広告のリンク先、フォーム完了ページ、サンクスページなど主要なページを個別に見ていきましょう。タグが発火していないページがある場合は、GA4測定ID、GTMコンテナの設置状況、トリガー条件、公開中のバージョンを見直します。重複した発火がある場合は、同じGA4タグを直貼りとGTMの両方で配信していないか見直してください。

サイト改修やタグ公開の後にnot setが増えた場合は、公開履歴と発火条件の変更を照らし合わせることで、原因を特定できます。

6-2.DebugViewでイベントとパラメータの送信状況を確認する

DebugViewを使うと、GA4に送信されているイベントとパラメータをリアルタイムに近い形で確認できます。イベントやパラメータの不足が原因でnot setが出ているときは、DebugViewでの確認が効果的です。

DebugViewのSecondsストリームでは、直近60秒間に記録されたイベントを確認でき、イベントをクリックすると関連するパラメータの一覧を見られます。Secondsストリームで、以下のような状態が起きていないかをチェックしましょう。

  • page_view、session_start、click、form_submitなどのイベントが発生しているか
  • page_locationやpage_referrerなどのパラメータが送られているか

DebugViewで原因を切り分ける場合、イベント自体が表示されなければタグの発火に問題があるため、GTMのトリガー条件やGA4イベントタグの配信条件を修正しましょう。イベントは表示されるが必要なパラメータがない場合は、タグ設定やイベント設定が原因で問題が発生しているため、GA4イベントタグのイベントパラメータ欄に、page_location、page_referrer、content_groupなど必要な値を追加してください。

6-3.UTMパラメータの付与ルールを統一する

UTMパラメータの付与ルールを社内で統一すると、参照元、メディア、キャンペーンに関するnot setや表記ゆれを抑えやすくなります。GA4では、utm_source、utm_medium、utm_campaignなどのキャンペーンパラメータで流入情報を分類しているものの、以下のような状態があると、分析時にデータが分散してしまいます。

  • 大文字と小文字が混ざっている
  • utm_medium=cpcとutm_medium=paidsearchのような似た値が併存している
  • キャンペーン名の表記がぶれている

特に広告、メール、SNS、外部メディアのURLは、担当者ごとに命名ルールが変わりやすい部分です。媒体名、メディア名、キャンペーン名、日付、商品名などの命名ルールをあらかじめ決めておき、URL発行用のスプレッドシートを用意すると、表記ゆれを大きく減らせます。加えて、広告、メール、SNS、外部メディアで使用するURLは、公開前にパラメータが付与されているか確認しましょう。

6-4.Google広告とGA4を正しくリンクする

Google広告関連レポートでnot setが多いときは、GA4の管理画面で「サービス間のリンク設定」から「Google広告のリンク」を開き、実際に広告配信しているGoogle広告アカウントがリンクされているか確認しましょう。リンクが不完全だと、広告クリックとGA4上のユーザー行動を正しく結び付けられません。

リンク設定にあたって押さえておきたいのは、必要な権限の条件です。GA4側には編集者以上の権限、Google広告側には管理者権限が必要になります。複数アカウントで運用している場合は、実際に配信しているGoogle広告アカウントとGA4が紐づいているかも確認しましょう。

6-5.Google広告の自動タグ設定を有効にする

Google広告の自動タグ設定を有効にすると、広告クリック情報をGA4側で判定しやすくなります。Google広告経由の流入で、キャンペーン、広告グループ、キーワードなどにnot setが多い場合は、自動タグ設定から「自動タグ設定を有効にする」オプションをオンにしましょう。

自動タグ設定が有効になっていれば、広告の最終ページURLにGoogleクリックIDであるGCLIDが付与され、GA4は広告クリックとセッションを関連付けやすくなります。注意したいのは、リダイレクトやURL短縮ツールを使っている場合、遷移の途中でGCLIDが削除されることがある点です。自動タグ設定を有効にしても改善しないときは、広告の最終ページURLから遷移先ページまでGCLIDが維持されているかも確認しましょう。

また、手動タグを併用する場合は、UTMパラメータと自動タグの情報が矛盾しないように管理するのも大切です。

6-6.不要な参照元を除外する

不要な参照元を除外すると、リファラースパムによる分析精度の低下を防げます。

参照元を除外するときは、まずGA4のレポートで不自然な参照元ドメインを確認しましょう。その上で、GA4の管理画面からデータストリームを開き、タグ設定内の「不要な参照のリスト」に対象ドメインを追加すれば、以降GA4がそのドメインからのアクセスを計測しなくなります。

また、参照元の混在は、not setだけでなく、流入元分析の誤判定にもつながります。決済サービス、予約システム、自社の別ドメインなど、流入元として扱うべきでないドメインも同じ設定で除外できるため、あわせて除外設定をしておきましょう。

なお、注意点として、除外設定をしても計測済みの過去のデータには設定が反映されません。また、正規の提携サイトや広告媒体まで除外すると計測の精度が落ちてしまうため、誤って必要なドメインまで除外しないように注意しましょう。

6-7.クロスドメイン計測を設定する

クロスドメイン計測は、複数のドメインをまたぐサイトでnot setや参照元の誤判定を減らすための対処法です。自社サイト、予約サイト、決済サイト、会員サイトなどを別ドメインで運用している場合に重要になります。

クロスドメイン測定を使うと、ドメインをまたいだユーザー行動を同一ユーザーによるものとして識別できます。クロスドメイン計測が未設定だと、ドメインを移動するたびにセッションが分断され、参照元やランディングページの分析が不安定になります。

設定の流れは以下の通りです。

クロスドメイン計測の設定方法
1 GA4の管理画面からデータストリームを開く
2 タグ設定のドメイン設定で、計測対象のドメインを登録する
3 ドメイン間を移動した際にURLへリンカーパラメータが付与されるかを確認する
4 同一ユーザーとして計測できているかを検証する

not setについてのよくある質問と回答(Q&A)

Q. GA4の「not set」とは何ですか?

レポート上で表示すべきディメンションの値をGA4が取得できなかったときに表示される値です。アクセスやイベントが存在しないという意味ではなく、特定の項目に入る情報が不足している状態を表します。

Q. 「not set」が表示された場合、最初に何を確認すればよいですか?

同じnot setでも、レポートによって原因が変わるため、まずは表示されているレポートとディメンションが何かチェックしましょう。トラフィック獲得レポートであればUTMパラメータや流入元情報、ランディングページレポートであればpage_viewイベント、Google広告関連レポートであればGA4とGoogle広告のリンク設定に問題が起きていないかチェックしてください。

Q. 「not set」は放置しても問題ありませんか?

少量で分析や意思決定に影響しない場合、放置しても問題ありません。ブラウザの制限、Cookie同意の拒否、プライバシー保護の影響など、サイト運営者だけでは完全に制御できない要因もあるためです。一方、以下のような項目でnot setが多いときは設定を見直すことをおすすめします。

  • 流入元
  • キャンペーン
  • ランディングページ
  • Google広告関連の主要項目
Q. 「not set」を完全にゼロにすることはできますか?

not setは、タグ設定やUTMパラメータ、Google広告連携を見直すことで減らせますが、完全にゼロにするのは難しい場合があります。GA4の仕様やユーザー側のブラウザ設定、Cookie同意の状況によって、取得できないデータが残るためです。無理になくそうとするよりも、計測に影響を与えるnot setがないか、設定の不備で発生していないかをチェックし、改善することが大切です。

まとめ

GA4のnot setは、レポートのディメンションに入る値を取得できなかったときに表示される値です。GA4の仕様やユーザー環境の影響として自然に少量発生することがあるため、発生している場合に即対応する必要はありません。しかし、流入元、ランディングページ、Google広告関連で多く表示される場合は注意が必要です。

まずは、どのレポートのどのディメンションで発生しているかを確認し、割合と発生期間をチェックしましょう。特定の日から急に増えている場合は、その時期に行った作業と合わせて、タグ設定やUTMパラメータ、Google広告の連携設定、不自然な参照元が発生していないか、設定を見直してください。

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