SEOの外部対策とは?15の施策例やペナルティになりやすい対策も解説

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SEOの外部対策とは?15の施策例やペナルティになりやすい対策も解説

この記事のポイント

  • SEOの外部対策は、第三者から紹介・引用・言及されるために、外部サイト・SNS・地域媒体などの接点を活用する施策
  • サイテーション・被リンク・SNSの3つの施策がある
  • リンク購入やリンクファームなど、検索順位の操作を目的とした施策は避ける

SEOで検索順位や流入数を改善するには、サイト内部の整備だけでなく、外部からの評価を高める外部対策も重要です。

SEOの外部対策とは、被リンク、サイテーション、SNSでの言及などを通じて、自社サイトの信頼性や認知を高める施策のことです。外部施策に成功するには、外部サイトが参照したくなる情報を用意したり、実際の取引や地域性に基づく掲載先を増やしたりする必要があります。

この記事では、SEO外部対策の基本、内部対策との違い、15の施策例、避けるべき危険な対策を解説します。

1.SEOの外部対策とは?

SEOの外部対策とは、自社サイトの外側から評価・言及・リンクを得ることで、検索エンジンと検索ユーザーからの信頼性を高める施策のことです。世界で1番使われている検索エンジンのGoogleは「ユーザーがウェブサイトに張ったリンクを参考に、どのサイトが価値のあるコンテンツを提供しているかを判断している」としています。外部対策によってサイト外から評価やリンクを獲得することは、サイトの信頼性や権威性を高め、SEO評価に直結するため、重要性の高い施策です。

(出典:Google「Googleが掲げる10の事実」

外部対策には、大別して他サイトからの被リンク、企業名やサービス名のサイテーション、SNSでの発信と拡散の3種類があります。専門性の高い記事が業界メディアで紹介される、サービス名が比較記事で取り上げられる、SNS投稿をきっかけに指名検索が増える、といった状況を作れたなら、外部対策が成功していると言えます。

一方で、検索順位の操作を目的とした外部対策は、Googleのスパムポリシー違反となりペナルティの対象となります。リンク売買や過剰な相互リンクは明確なスパム行為です。短期的にリンク数を増やすことよりも、自然に紹介・引用される情報や実績を積み重ねるほうが重要です。

1-1.SEOの外部対策と内部対策の違い

外部対策と内部対策の違いは、施策の対象が自社サイトの外側にあるか内側にあるかという点にあります。

内部対策は、自社サイト内のコンテンツやWebサイトの構造などを改善する施策です。検索エンジンにページ内容を正しく伝え、ユーザーが必要な情報へたどり着きやすい状態をつくることが目的になります。

外部対策は、自社サイトの外にあるWebサイト、SNS、口コミサイト、メディア、Googleビジネスプロフィールなどで評価や言及を増やす施策です。第三者から参照される機会を増やし、自社サイトやブランドの信頼性を高めることを目的としています。

外部対策と内部対策の比較
比較項目 外部対策 内部対策
施策の対象 自社サイトの外部 自社サイトの内部
主な施策 被リンク獲得、サイテーション獲得、SNS活用 コンテンツ作成・改善、内部リンク設計、タイトルタグ最適化、サイト構造改善
主な目的 第三者からの評価・認知・信頼を高める 検索エンジンとユーザーにページ内容を伝えやすくする
管理のしやすさ 外部要因が多く、完全には管理しにくい 自社で直接改善しやすい
注意点 不自然なリンク獲得はスパムと判断されるおそれがある 低品質コンテンツや過剰なキーワード使用を避ける必要がある

SEOで成果を出すには、外部対策と内部対策の両方を組み合わせる必要があります。内部対策でサイトマップやページ構造を整え、ユーザーに役立つコンテンツを作成した上で、外部対策で第三者から評価される接点を増やすことが、検索流入の改善につながります。

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2.SEOの外部対策にはどのような施策がある?

SEOの外部対策は、サイテーション、被リンク、SNS活用の3つに大別されます。

SEOの外部対策の施策の分類
施策 役割
サイテーション 企業名やサービス名の言及を増やす
被リンク 外部リンクを獲得する
SNS活用 情報拡散や接点づくりを担う

3つの施策は性質が異なるため、自社の業種や目的に合わせて使い分ける必要があります。

以下では、各外部対策について詳しく解説します。

2-1.サイテーション

サイテーションとは、外部サイトやSNS上で自社名、店舗名、サービス名、住所、電話番号などが言及されることです。外部の媒体で言及を受けると、検索アルゴリズムは「知名度が高い」と認識し、検索順位を上げる傾向があります。

被リンクとの違いは、リンクの有無です。被リンクは外部サイトから自社サイトへリンクが設置されている状態を指します。対して、サイテーションはリンクがなくても、企業名やブランド名が外部で言及されていれば成立します。

サイテーションの典型的な例としては、以下のように口コミや記事などで自社サイトが取り上げられるものがあります。

  • 口コミサイトに店舗名と住所が掲載される
  • 比較記事でサービス名が紹介される
  • SNS投稿で企業名が取り上げられる

2-2.被リンク

被リンクとは、外部サイトから自社サイトへ向けて設置されたリンクのことです。関連性や信頼性の高いサイトから自然な被リンクを受けることで、外部サイトからの流入が見込めるほか、Googleがページの関連性を判断する際のシグナルの1つになります。

代表的な被リンクとしては、以下のような信頼性や自社との関連性が高いサイトが挙げられます。

  • 業界団体のサイト
  • 取引先の導入事例ページ
  • 専門メディアの記事
  • 調査レポートの引用元

被リンク対策で重視すべきは、リンク元の関連性と品質です。低品質なリンクを大量に集めると、SEO評価の低下につながるため、以下のような手法は避ける必要があります。

  • 関連性の低いサイトから大量にリンクを集める
  • 検索順位を上げる目的でリンクを購入する
  • 相互リンクのためだけにページを作る

サイト評価につながる、良質な被リンクを獲得するための基本は、コンテンツ制作の段階から他社が紹介したくなる一次情報や専門性の高いコンテンツを用意することです。

2-3.SNS

外部対策におけるSNS施策とは、自社情報をSNSを通じて発信し、認知拡大や外部言及の増加につなげる施策です。

SNSで情報が共有されると、企業名やサービス名の認知が広がり、以下のような波及効果が期待できます。

  • 外部メディアでの紹介
  • ブログでの引用
  • 指名検索の増加

SNSを外部対策に活用するときは要約や図解、動画化などにより、SNS上で共有しやすい形式に情報を整える必要があります。

なお、SNSを使った各種施策は、厳密には被リンクやサイテーションの一種として整理できる場合があります。ただし、SNSは投稿設計、拡散、フォロワーとの関係構築など運用方法が異なるため、SEOの外部対策では別施策として分類されるケースが多く見られます。

3.サイテーションを獲得するための施策例

サイテーションを獲得するには、外部媒体で自社名・サービス名・店舗情報が正確に言及される接点を増やすことが重要です。検索エンジンやユーザーが企業・店舗の存在を確認する手がかりを増やす必要があるため、Googleビジネスプロフィールの整備やローカルSEOの強化などの施策が取られます。

サイテーション獲得のための施策例は、以下の通りです。

3-1.ローカルSEOを強化する

ローカルSEOを強化すると、地域名を含む検索で自社情報が表示されやすくなり、サイテーション獲得につながります。

ローカルSEOとは、「地域名+サービス名」のような検索に対して、店舗や事業所の情報を見つけてもらいやすくする施策です。たとえば「大阪 歯科医院」「新宿 税理士」といった検索では、所在地やサービス内容が明確な企業情報ほど、ユーザーが判断しやすくなります。

ローカルSEOの実施にあたっては、公式サイトに社名や住所など、事業所の情報が明確に分かる以下のような情報を明記しましょう。

  • 会社名・店舗名
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • 対応エリア

合わせて、地域のポータルサイト、業界団体サイト、口コミサイトにも同じ情報を掲載すると、外部で自社名が言及される機会を広げられます。

3-2.Googleビジネスプロフィールに登録する

Googleビジネスプロフィールに登録すれば、Google検索とGoogleマップにビジネス情報を表示できるようになります。

Googleビジネスプロフィールでは、店舗名、住所、電話番号、営業時間、写真、商品・サービス、口コミなどを管理できます。登録後は、公式サイトと同じ名称・住所・電話番号を入力し、営業時間や定休日も正確に設定しましょう。

移転、臨時休業、電話番号変更があった場合は速やかに更新し、ユーザーが古い情報を見て誤認しない状態を保つことが大切です。

3-3.NAP情報を統一する

NAP情報(Name・Address・Phone:名前・住所・電話番号)を統一すると、検索エンジンが複数媒体の企業情報を同一企業のものとして認識しやすくなります。

たとえば、公式サイトで「株式会社グランネット」、外部媒体で「(株)グランネット」と表記しても、人間は同じ企業だと判断できます。しかし、表記ゆれを残していると、検索エンジン側では同じ企業のものと判断できなくなるリスクが生まれます。

そのため、サイテーションにつながる以下のような媒体で、会社名・住所・電話番号の表記をそろえる必要があります。

  • 公式サイト
  • Googleビジネスプロフィール
  • SNS
  • ポータルサイト
  • 求人媒体
  • プレスリリース

3-4.構造化データを自サイトに追加する

構造化データを自サイトに追加すると、検索エンジンに「会社名」「住所」「電話番号」などの情報を正しく伝えやすくなります。

構造化データとは、Webページに書かれている情報の種類を、検索エンジン向けに補足する記述です。たとえば、会社概要ページに住所や電話番号を掲載していても、構造化データを追加すると、その情報の種類を検索エンジンにより明確に伝えやすくなります。構造化データを追加すると、「この文字列は住所です」「この数字は電話番号です」と検索エンジンに伝えられるためです。

地域ビジネスの場合は、LocalBusinessという形式が使われます。LocalBusinessは、店舗や事業所の情報を伝えるための構造化データで、以下のような項目が設定できます。

  • 会社名
  • 住所
  • 電話番号
  • 営業時間
  • 公式サイトURL

実装時は、サイト上に表示している情報と、構造化データに記述する情報を必ず一致させましょう。たとえば、会社概要ページの住所が「東京都千代田区1-1-1」であるのに、構造化データ側では移転前の住所のままになっていると、検索エンジンやユーザーに誤った情報を伝える原因になります。

住所・電話番号・営業時間を変更した際は、ページ本文だけでなく構造化データもあわせて更新することが大切です。

3-5.外部メディアやプレスリリースサイトに寄稿する

外部メディアやプレスリリースサイトへの寄稿は、自社名やサービス名を第三者媒体で言及してもらう施策です。サイテーション獲得を狙う場合は、宣伝だけでなく、媒体の読者に役立つ情報を含めることが重要です。たとえば、サイテーション獲得を狙う場合は宣伝だけではなく、以下のような媒体の読者に役立つ情報を含めることで、企業名やサービス名が自然に言及されやすくなります。

  • 業界課題への見解
  • 独自調査の結果
  • 導入前後の変化
  • 専門家のコメント

寄稿やプレスリリースでは、会社名、サービス名、所在地、公式サイトURL、問い合わせ先を正確に記載します。掲載後は、媒体名、掲載日、掲載URLを管理し、外部での言及状況を確認できる状態にしておきましょう。

3-6.自社を広告して露出を増やす

広告による露出拡大は、自社名やサービス名を知る人を増やし、サイテーションが発生する機会を広げる施策です。広告出稿そのものは、直接検索順位の変化にはつながりません。ただし、認知が広がることで、指名検索、SNSでの言及、外部媒体での紹介につながり、間接的にサイテーションの獲得機会が増えます。

サイテーションを意識する場合は、Web広告、CM、サイネージなどの広告内で会社名やサービス名を覚えやすく伝えることが重要です。サービスの特徴、対象顧客、公式サイト名を一貫した表記で訴求すると、ユーザーが検索やSNS投稿で正しい名称を使いやすくなります。

広告施策の効果は、表示回数やクリック数だけで判断しないことも大切です。あわせて次の指標を確認すると、認知拡大がサイテーションにつながっているかを把握しやすくなります。

  • 指名検索数
  • SNSでの言及数
  • 外部サイトでの掲載数

4.良質な被リンクを獲得するのに効果のある施策例

良質な被リンクを獲得するには、関連性と信頼性の高い外部サイトから、自社サイトが自然に参照される状態を作ることが重要です。SEOで良質な被リンクを受けたい場合、重視するべきなのは信頼性・関連性とかかわる以下のような点です。

  • リンク元サイトの信頼性
  • 自社サイトとの関連性
  • リンクが設置された文脈

なお、検索順位の操作だけを目的としたリンク購入や大量の相互リンクは、Googleのスパムポリシーに抵触する可能性があるため避ける必要があります。

以下では、良質な被リンクを獲得するのに効果のある施策を紹介します。

4-1.ポータルサイトや外部サイトへ登録する

ポータルサイトや外部サイトへの登録は、自社の業種や地域と関連する媒体から被リンクを得る方法です。

  • 業界団体の会員ページ
  • 地域の事業者紹介サイト
  • 比較サイト
  • 求人媒体
  • 提携企業の一覧ページ

媒体選定では、士業であれば士業団体、飲食店であれば地域グルメサイト、BtoB企業であれば業界ポータルサイトといった具合に、自社の事業と自然につながる場所を選ぶことが大切です。

関連性の低いリンク集へ大量に登録すると、不自然なリンク施策と判断されるおそれがあるため、掲載先の信頼性と読者の利便性を基準に掲載先を選びましょう。

4-2.運営するサイト同士でリンクする

運営するサイト同士でリンクする施策は、複数サイトを持つ企業が関連ページを自然につなぐ方法です。

たとえば、コーポレートサイト、採用サイト、サービスサイト、オウンドメディアを別々に運営している企業があるとしましょう。採用サイトから会社概要へ案内する、オウンドメディアの記事からサービスサイトの資料請求ページへ案内するなど、読者の目的に合うリンクをつなげれば、自然な導線を作れます。

ただし、すべてのページに機械的なリンクを大量に設置してはなりません。リンク先を見る理由がないページ同士をつなぐと、ユーザーにとって分かりにくい導線になり、検索エンジンからもマイナスの評価を受けます。

サイト同士のリンクは、会社情報、採用情報、サービスの紹介、関連記事など、関係性が明確なページに絞って設置しましょう。

4-3.取引先に相互リンクを依頼する

取引先への相互リンク依頼は、実際の取引関係や協業関係をWeb上でも示す施策です。

自社と関連の深い企業への相互リンクを依頼しやすいページには、事例ページやパートナー企業一覧をはじめとして、以下のようなものがあります。

  • 導入事例
  • パートナー企業一覧
  • 販売代理店一覧
  • 制作実績
  • 協賛企業紹介

たとえば、自社サービスを導入している企業に導入事例として掲載してもらう、協業先のパートナー一覧に名前を載せてもらう、といった方法を取れば、被リンクを獲得できます。

依頼のときは、掲載してほしい会社名、紹介文、リンク先URL、ロゴデータをまとめて渡すと、取引先の作業負担を減らせます。ただし、取引実態のない企業とリンクを交換したり、順位操作を目的に大量の相互リンクを行ったりする施策は避けましょう。

4-4.サイトに掲載するコンテンツの質を上げる

良質な被リンクを継続的に得るには、外部サイトが引用したくなる以下のようなコンテンツを自社サイトに掲載することが重要です。

  • 独自の調査
  • 統計データ
  • 専門家の解説
  • 導入事例
  • 業界動向のまとめ

外部メディアやブログ運営者が記事を書くときに参照できる情報は、自然な被リンクにつながりやすくなります。

特に効果的なのは、自社だけが持つ一次情報です。顧客アンケート、利用データ、業務ノウハウ、検証結果、成功事例などは他社が真似しにくく、引用価値が高まります。

4-5.メディアからの取材を受ける

メディアからの取材を受けることは、信頼性の高い外部サイトから被リンクを得る有効な方法です。取材機会を増やすには、メディアが取り上げやすい以下のような情報を発信することが必要です。

  • 新サービスの開始
  • 独自調査の公開
  • 地域貢献活動
  • 受賞歴
  • 専門家としての見解

公式サイトには、会社概要、代表者プロフィール、事業内容、実績、問い合わせ先を掲載し、メディア担当者が短時間で企業情報を確認できる状態にしておきましょう。

5.SNSを活用したSEOの施策例

SNSを活用したSEO施策では、情報の拡散や認知拡大を通じて、外部リンク獲得やサイテーションの発生機会を増やします。SNS投稿内のリンクは、検索順位を直接押し上げる被リンクとして評価されにくい一方、SNSで情報が広がると、次のような外部対策につながる行動が生まれやすくなります。

  • ブログやメディアで引用される
  • 企業名やサービス名で検索される
  • ユーザーが口コミとして言及する

以下では、代表的なSNSを活用した施策の例を紹介します。

5-1.note・YouTube・Instagramと連携する

note・YouTube・Instagramとの連携は、自社サイトだけでは届きにくいユーザー層に情報を届け、検索以外の接点から認知を広げる施策です。

3媒体を優先する理由は、SEO記事の内容を再活用しやすく、検索・保存・共有につながる情報資産として残しやすいためです。媒体ごとの特性は以下の通りです。

3つのSNS媒体の特徴
媒体 特性
note 文章量の多い専門コラムや導入事例を掲載しやすく、オウンドメディアの記事と相性が良い
YouTube 動画検索や関連動画からの流入が期待でき、サービスの使い方やセミナー内容を視覚的に伝えられる
Instagram 図解や実績紹介、採用情報などを保存・共有されやすい形で見せられる

一方、SEOの外部対策との相性という観点では、ほかの媒体には次のような特徴があります。

  • X:拡散力が高いものの投稿の流れが速く、情報資産として蓄積しにくい
  • Facebook:既存のつながりへの発信には向くが、新規ユーザーへの広がりは業種や運用体制に左右される
  • TikTok:短尺動画による認知拡大に強い一方、BtoB商材や専門性の高いSEOコンテンツでは企画・撮影・編集の負担が大きい

SEO外部対策としては、自社サイトの記事を起点に、noteでは詳しい補足、YouTubeでは動画解説、Instagramでは要点の図解といった形で役割を分けると効果的です。媒体ごとに役割を分けることで、同じ情報を単純に転載するよりも、被リンクやサイテーションにつながる接点を増やしやすくなります。

5-2.インフルエンサーや専門家に紹介してもらう

インフルエンサーや専門家による紹介は、第三者の発信力や信頼性を通じて自社情報を広げる施策です。

紹介を依頼する相手は、自社の業界、商品、サービスと関連性が高く、発信内容に一貫性がある人物を選ぶことが重要です。たとえば、BtoBツールであれば業務改善に詳しい専門家、美容サービスであれば美容分野の発信者などが候補になります。

紹介をきっかけに、SNSでの言及、外部記事での引用、指名検索の増加が期待できます。ただし、広告やPRとして依頼する場合は、広告であることが分かる表示を行う必要があります。いわゆるステルスマーケティングは、ユーザーからの信頼を損なう原因になるほか、景表法違反にもなるため、避けましょう。

5-3.SNSに自社独自の情報を投稿する

SNSに以下のような自社独自の情報を投稿すると、ユーザーや外部メディアに引用されるきっかけを作れます。

  • 業界動向への見解
  • イベントレポート
  • 商品開発の背景
  • 現場で得たノウハウ
  • 生活に役立つ豆知識

一般的な情報を投稿するだけでは他社との差別化が難しくなるため、自社だからこそ発信できる内容を継続的に出すことが重要です。

また、SNSでの拡散を促進するには、各媒体の特性に合わせて調査結果のグラフ化や専門用語の図解など、以下のような形で情報を加工する必要があります。

  • 調査結果はグラフにする
  • 専門用語は図解する
  • 事例は要点を箇条書きにする
  • 長い解説は短い動画にする

反応が大きかった投稿は、自社サイトの記事やホワイトペーパーに展開すると、被リンクを得やすい情報資産になります。

5-4.SNS向けの共有ボタンを設置する

SNS向けの共有ボタンを設置すると、読者が自社サイトのコンテンツを簡単に拡散できるようになります。

共有ボタンの設置先としては、記事ページ、調査レポート、導入事例、セミナー告知、ホワイトペーパー紹介ページなどが候補です。読者が役立つと感じたタイミングですぐに共有できれば、SNS上で記事名や企業名が言及される機会を増やせます。

設置場所は、記事上部、記事下部、読了後のCTA付近がよいでしょう。スマートフォンで押しにくい位置や、本文を隠す位置に共有ボタンを置くのは避けてください。共有文には記事タイトル、企業名、サービス名が自然に入るように設定すると、SNS上でのサイテーション獲得にもつながりやすくなります。

6.ペナルティになりやすいSEOの外部対策はある?

ペナルティになりやすいSEOの外部対策は、検索順位の操作を目的として、不自然な被リンクを増やす施策です。代表的な避けるべき施策と、その問題点は以下の通りです。

ペナルティになりやすいSEOの外部対策
質の低いサイトから大量に被リンクされる 実態や関連性の乏しいサイトからのリンクは、不自然な評価操作と見なされる
関連性の低いサイトと過剰に相互リンクする ユーザーの利便性ではなく、順位操作を目的としたリンク交換と判断される
被リンクを購入する 金銭や対価を伴うリンクは、検索順位の操作を目的としたものと判断される
リンクファームに参加する リンクの増加だけを目的に作られたサイト群は、自然な推薦とは言いにくく危険性が高い

被リンクの数を稼ごうとするのではなく、取引先、業界団体、外部メディアなどの信頼できるリンク先からリンクを受けることが大切です。

SEOの外部対策に対するよくある疑問と回答(Q&A)

Q. SEOの外部対策にはどのような施策がありますか?

SEOの外部対策には、「サイテーション」「被リンク」「SNS」の3種類があります。

  • 被リンク獲得:外部サイトから自社サイトへリンクを設置してもらう
  • サイテーション獲得:リンクの有無に関係なく、企業名・サービス名・店舗名を外部媒体で言及してもらう
  • SNS活用:情報の拡散や認知拡大を通じて、外部サイトでの引用や指名検索の増加につなげる
Q. 外部対策はどの程度の期間で効果が出始めますか?

一般論として、SEOの効果である、指名検索や自然検索での流入の増加には1〜3か月、順位の向上には3〜6か月程度かかります。ただし、外部対策はサイトの状態、競合サイト、リンク元の質などの要素で、効果が出るまでの期間が大きく変わります。また、外部サイトに掲載された情報は、検索エンジンに発見・評価されるまでタイムラグがあります。

効果を確認する際は、短期的な順位変動だけで判断せず、3〜6か月程度で推移を見るとよいでしょう。

Q. 外部対策の効果を計測するためには、何をすればよいでしょうか?

外部対策の効果は、被リンク、サイテーション、自然検索流入、指名検索、検索順位を組み合わせて計測します。

被リンクは、Google Search ConsoleやSEO分析ツールで確認できます。サイテーションは、企業名、サービス名、店舗名で検索し、外部媒体でどのように言及されているかを確認します。自然検索流入や検索順位は、Google Search Consoleやアクセス解析ツールで把握できます。

Q. 外部対策のために被リンクを集める場合、何本程度用意すればよいでしょうか?

外部対策では、被リンクの本数よりも、リンク元の信頼性、自社サイトとの関連性、リンクが設置された文脈が重要です。関連性の低いサイトから多数のリンクを得るよりも、業界メディア、取引先、団体サイト、地域媒体などから自然に得たリンクのほうが価値を持つ場合があります。

まずは、自社の事業内容と関係があり、ユーザーに紹介する理由が明確な媒体から参照される状態を作ることを優先しましょう。

利益が出るSEO対策をしよう!~毎月100社の中小企業が申し込み~

まとめ

SEOの外部対策は、外部サイトやSNS上で自社サイトが自然に参照・言及される状態を作る施策です。良質な被リンク、正確なサイテーション、SNSでの認知拡大を組み合わせることで、検索エンジンとユーザーの双方に信頼性を伝えやすくなります。

外部対策では、Googleビジネスプロフィールの整備、NAP情報の統一、外部メディアへの寄稿、取引先との適切なリンク、独自情報の発信などが有効です。一方で、リンク購入、リンクファーム、関連性の低い過剰な相互リンクは避ける必要があります。

外部対策では、数を追うのではなく、自社の業界・地域・取引関係に合う媒体から自然に紹介される状態を目指すことが重要です。

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