コピペチェックツール8選|利用の流れ・注意点・選び方を徹底解説
Webサイトに記事コンテンツを掲載する際は、「意図しないコピペ」に注意しなければなりません。
コピペとは「コピー&ペースト」の略語であり、他サイトと似通った記事はコピペ記事やコピーコンテンツなどと呼ばれます。
記事作成におけるコピペは故意に行うケースだけでなく、参考記事や引用元と使用キーワードが意図せず似通ってしまうことも珍しくありません。
コピペ記事をWebサイト上で掲載しないために役立つ、おすすめのコピペチェックツール8選と、最適なコピーチェックツールの選び方を徹底解説します。
1.記事コンテンツのコピペチェックが必要な理由
記事コンテンツにコピペがある場合、以下の問題を起こす可能性があります。
○検索エンジンによるペナルティ
検索エンジンのガイドラインにおいて、コピペは重大なペナルティ対象です。
コンテンツ内容のコピペが悪質な場合は品質が低いとみなされ、掲載ページが検索順位圏外に飛ばされてしまいます。
○コピー元サイトとのトラブル
コピー元サイトの運営者がコピー記事を発見した場合、著作権侵害を理由としてコンテンツの削除依頼や賠償請求などトラブルに発展する可能性があります。
○サイトの信頼性を損なう
記事コンテンツが他記事のパクリだと発覚すると、ユーザーはサイトを信頼しなくなります。
他の記事コンテンツも疑われるため、コピペによる信頼性低下は大きな問題です。
コピペチェックツールは、記事コンテンツのコピペを効率良く発見できます。
サイト運営で避けたいトラブルを未然に防ぐために、コピペチェックは必要な工程だと言えるでしょう。
2.【無料&有料】おすすめのコピペチェックツール8選
コピペチェックの必要性がわかると、精度が高いコピペチェックツールを使いたいと考える方も多いのではないでしょうか。
コピペチェックツールはさまざまな商品があり、無料・有料の料金形態や使い方な多種多様です。
ここからは、コンテンツ施策を行う多くの企業も使用している、おすすめのツールを8個紹介します。
2-1.Copy Content Detector(無料/有料)
Copy Content Detectorは、Webブラウザ上で他サイトとのコピペチェックができるコピペチェックツールです。
ソフトのインストールが不要であるため、パソコンなど使用端末に大きな負荷をかけません。
Copy Content Detectorの使い方は、以下の流れとなっています。
- ①コピペチェックしたい文章を入力フォームに貼り付ける
- ②「チェックする」ボタンを押して解析を待つ
- ③ブラウザページを再読み込みして、チェック結果を確認する
Copy Content Detectorは、利用プランに無料・有料の2種類が用意されていることも特徴です。
有料版はCSVファイル・TEXTファイルの一括登録ができるため、大量の記事コンテンツをコピペチェックしたい方に適しています。
有料プランはAPI利用にも対応しており、高いプランほどAPI利用の利便性が高まる仕組みです。
○無料版
月間検索可能回数 | 無制限 |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | 25文字~4,000文字まで |
○有料版
ライトプラン | |
---|---|
月額料金 | 9,980円 |
API利用の月間文字数 | 25万文字 |
1日のAPI利用回数 | 650回 |
検索可能回数 | 無制限 |
一度にチェックできる文字数 | 25文字~8,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
スタンダードプラン | |
---|---|
月額料金 | 29,800円 |
API利用の月間文字数 | 150万文字 |
1日のAPI利用回数 | 4,000回 |
検索可能回数 | 無制限 |
一度にチェックできる文字数 | 25文字~8,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
アドバンスドプラン | |
---|---|
月額料金 | 50,000円 |
API利用の月間文字数 | 600万文字 |
1日のAPI利用回数 | 8,000回 |
検索可能回数 | 無制限 |
一度にチェックできる文字数 | 25文字~8,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
エージェンシープラン | |
---|---|
月額料金 | 100,000円 |
API利用の月間文字数 | 3,000万文字 |
1日のAPI利用回数 | 50,000回 |
検索可能回数 | 無制限 |
一度にチェックできる文字数 | 25文字~8,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
2-2.chiyo-co(旧:影武者)(有料)
chiyo-coはアカウント登録するだけで、Webブラウザ上ですぐに利用できるコピペチェックツールです。
2020年8月に「影武者」から「chiyo-co」へサービス名が変更されており、デザインやコピペチェック機能を大きくリニューアルしました。
chiyo-coの基本的な使い方は、以下の流れとなっています。
- ①コピペチェックしたい文章を入力フォームに貼り付ける
- ②「解析内容の確認」を押して解析を待つ
- ③結果画面をチェックする
文章入力画面では単に文章を入力する以外に、解析範囲のドメインを限定するチェックボックスや、類似チェックのオンオフ切り替えが行えます。
類似チェックは、簡単にリライトしただけの文章も検出できる機能です。
ただし、類似チェックを実行すると、通常よりも2倍の文字数分を消費するため注意してください。
chiyo-coは月間10解析まで可能な無料プランも存在します。
しかし、記事コンテンツのコピペチェックに利用するのであれば、分析回数の多い有料プランが基本です。
プラン100 | |
---|---|
月額料金 | 4,400円 |
検索可能回数 | 100回/月 |
一度にチェックできる文字数 | 50文字~5,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
プラン500 | |
---|---|
月額料金 | 16,500円 |
検索可能回数 | 500回/月 |
一度にチェックできる文字数 | 50文字~5,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
プラン2000 | |
---|---|
月額料金 | 55,000円 |
検索可能回数 | 2,000回/月 |
一度にチェックできる文字数 | 50文字~5,000文字まで |
ライセンスによる利用台数 | 無制限 |
2-3.コピペリン(有料)
コピペリンは、パソコンにソフトをインストールして使用するコピペチェックツールです。現在まで複数回にわたりバージョンアップを繰り返しており、変動著しいWebコンテンツに対応できる体制ができています。
コピペリンを使用するためには、インストール後に購入ライセンスの認証が必要です。
ライセンス認証後は、ソフト起動でコピペチェック画面が開きます。
コピペリンの基本的な使い方は、以下の流れとなっています。
- ①チェックしたい文書ファイルをドロップ、またはテキスト貼り付けで読み込む
- ②「検索開始」を押して解析を待つ
- ③結果画面をチェックする
コピペリンの特徴は、コピペチェックの基準を高い自由度でカスタマイズできる点です。
コピペと判定する文字数と比率、読み込む文章の区切り文字数や一致ページ表示数も設定できます。
ただし、ソフトインストールする仕様上、コピペチェックのスピードはパソコン性能に依存しやすい点に注意してください。
一度に大量のコピペチェックを行うと、チェックに時間がかかる可能性があります。
利用料金は年額でも6,000円と安いため、コピペチェックにかかる費用を抑えたい方におすすめです。
年額料金 | 6,000円 |
---|---|
検索可能回数 | 無制限 |
一度にチェックできる文字数 | 無制限 |
ライセンスによる利用台数 | 1ライセンスにつき1台 |
2-4.こぴらん(無料)
こぴらんは、Webブラウザ上で利用できる無料コピペチェックツールです。
シンプルでわかりやすい仕様と、無料とは思えない性能の高さに人気があります。
こぴらんの基本的な使い方は、以下の流れとなっています。
- ①こぴらんの入力フォームにコピペチェックしたい文章を貼り付ける
- ②フォーム右下の「チェック」を押して解析を待つ
- ③結果画面をチェックする
入力フォームに貼り付けた文章は、改行・句点・コンマを区切りとして自動で分解されてコピペチェックが行われます。
結果画面に表示される「類似数」の数値が多ければ、コピペの可能性が高いと言えます。
ただし、こぴらんでは「文中のどの部分がコピペとして疑わしいのか」といったレポートは提供してくれません。
一致率が高いサイトもURL表示する形式であるため、コピー文章かどうか精査するためにはURLを押してチェックする必要があります。
使い方は簡単で制限も緩いため、コピペチェックを試してみたい方は利用してみてください。
検索可能回数 | 無制限 |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | 25文字~4,000文字まで |
2-5.ランサーズ|コピペチェックツール(無料)
クラウドソーシングサービスのランサーズが提供している、無料で利用できるコピペチェックツールです。
利用するためには、ランサーズのクライアント法人アカウントに登録する必要があります。
ランサーズのコピペチェックツールは、一般的なブラウザコピペチェックツールと同様の使い方ができます。利用方法は以下のとおりです。
- ①チェックしたい文書ファイルを入力フォームにアップロード、または文章を貼り付ける
- ②「チェック開始」を押して解析を待つ
- ③結果画面を確認する
ランサーズのコピペチェックツールにおける特徴は、ランサーズページ上で簡単にコピペチェックができる点です。
クライアントマイページから各種ツールを開くと「コピペチェックツール」の項目があり、コピペチェックのページへすぐアクセスできます。
また、ランサーズのコピペチェックツールでは、入力された文章をWeb上に存在する文章と照合し、類似度をわかりやすくパーセント表示します。
ランサーズで法人アカウントとして登録している方で、一度コピーチェックツールを試してみたいという方におすすめです。
検索可能回数 | 1日10回 |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | 2,000文字まで |
2-6.クラウドワークス|コピペチェックツール(無料)
クラウドソーシングサービスのクラウドワークスにおいても、同サイト上で利用できる無料のコピペチェックツールが提供されています。
利用するためにはクラウドワークスの会員登録を行ったうえで、仕事発注経験を作ることが必要です。
クラウドワークスのコピペチェックツールは使い方が簡単で、以下の3ステップでコピペチェックができます。
- ①チェックしたい文章を入力フォームに貼り付ける
- ②「チェック開始」を押して解析を待つ
- ③結果画面を確認する
コピペチェックツールの利用条件さえ満たしていれば、法人アカウントだけでなく個人アカウントでも利用できます。
検索可能回数の制限がなく、一度にチェックできる文字数の上限も設定されていない高い利便性が特徴です。
ただし、100文字未満はチェックできないため、短い文章のコピペチェックには向きません。
なお、クラウドワークスは提供しているコピペチェックツールの使用対象について、クラウドワークスにて作成されたもののみと限定しています。
日頃からクラウドワークスで記事制作を外注している方に、おすすめの機能です。
検索可能回数 | 無制限 |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | 100文字以上からチェック可能 |
2-7.剽窃チェッカー(無料)
剽窃チェッカーは、ブラウザ上で無料利用できる、多言語に対応したコピペチェックツールです。
日本語以外に中国語やロシア語のコピペチェックも行えるため、外国語の記事コンテンツを作成したいケースにも適しています。
大学生の提出論文における剽窃チェックにも使用可能です。
剽窃チェッカーの基本的な使い方は、以下の流れとなっています。
- ①ページ上の入力フォームにチェックしたい文章を貼り付ける
- ②「剽窃をチェックする」を押して解析を待つ
- ③結果画面を確認する
入力フォーム下には、「コンマで区切る」「コロン・セミコロンで区切る」のチェックボックスがあり、外国語文章や論文などに対応しやすい形式です。
結果画面には一致率判定や類似率などは表示されず、区切った文章を3パターンで検索したリンクが生成される仕組みとなっています。
コピペがないかを確認するためには、各リンクのクリックが必要です。
なお、剽窃チェッカーは長文のコピペチェックができないため、1文は半角・全角の合計で80文字以下に抑えてください。
長い文章はあらかじめ句点・読点・改行などで区切ってからコピペチェックしましょう。
検索可能回数 | 無制限 |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | 全角・半角の合計で2,000文字以内、または30項目以下 |
2-8.sujiko.jp(無料)
sujiko.jpは上記までに紹介したコピペチェックツールとは異なり、2つのWebページ間で類似している箇所がないかを判定できるサイトです。
使い方は以下のとおりで、文書ファイルやテキストではなく、公開されているページのURLを用意する必要があります。
- ①2つある入力フォームのそれぞれに比較したいURLを貼り付ける
- ②「判定」を押して解析を待つ
- ③結果画面を確認する
結果画面ではタイトル・本文・HTMLなどの類似度が表示され、サイトの類似性も判定されます。判定結果は激似・高・中・低の4段階表示とわかりやすい点が魅力です。
sujiko.jpは文章単位でのコピペチェックができないため、作成した記事コンテンツのコピペを発見する用途には向きません。
おすすめの使い方は、コピペがあったページを修正後に、sujiko.jpでコピペが残っていないか精査する方法です。
参照したと思われるサイトページと記事ページを比較することで、2ページ間の類似性が低くなっているかをチェックできます。
検索可能回数 | 5回(会員登録後は無制限) |
---|---|
一度にチェックできる文字数 | – |
3.コピペチェックツールの選び方
コピペチェックツールの選び方を3つのポイントで紹介します。
○コピペを発見する性能
最も重視すべきポイントが、コピペを高精度で発見できる性能です。
基本的に、無料よりも有料のコピペチェックツールが高性能となっています。
○使いやすさと料金のバランス
有料ツールは検索可能回数が多く使いやすいものの、料金面は高くなる傾向があります。
使いやすさと料金のバランスを考えて選びましょう。
○ユーザーの使い勝手
企業のチーム内でツールを使用する場合は、担当者の誰もが使いこなせる操作性も重視しましょう。
他にも、1つのライセンスで何人が利用できるか、コピペチェックする毎月の記事数に見合ったプランがあるかも大切なポイントです。
最適なコピペチェックツールを選び、質の高いコンテンツでのWebサイト運営を行いましょう。
まとめ
コピペチェックツールは、文章や既存ページのコピペを発見するツールです。
記事コンテンツのコピペはSEO対策に悪影響を与えるため、コピペを発見して未然に防ぐためにコピペチェックツールが欠かせません。
コピペチェックツールは有料・無料ともにさまざまなサービスが登場しています。
コピペが高精度で発見できる性能を重視しつつ、料金とのバランスや使い勝手も考慮してサービスを選びましょう。
コピペのないオリジナル記事を掲載することが、信頼されるWebページ作りの第一歩です。
KEYWORD