Googleコアアップデートとは?仕組みや順位下落時の改善策を徹底解説

Googleコアアップデートとは、Googleが年に数回実施する、検索アルゴリズムとシステムの大規模な更新のことです。存在を知らないと、順位が大きく動いたときに何が起きたのか判断できず、対応が後手に回るケースは少なくありません。原因を特定しないまま記事を削除すれば、かえって評価を落としてしまうこともあります。
当記事では、コアアップデートの仕組みと役割、2025年12月から2026年5月までの実施内容、評価される6つの観点、順位が下落した場合の確認手順と改善策を解説します。
- コアアップデートは、Web全体のコンテンツの変化に合わせてGoogleが評価システム全体を見直す年数回の更新で、特定サイトへの制裁ではない
- 順位が下落したら、展開完了を待ち、完了から1週間後にSearch Consoleで開始前の1週間と比較して、ページ別・キーワード別・地域別に影響範囲を特定する
- 改善策は検索意図の見直し、E-E-A-Tの強化、低品質コンテンツの整理などで、効果が出るまでには数日から数か月かかる
1. Googleコアアップデートとは?
Googleコアアップデートとは、検索ランキングのアルゴリズムとシステムに年数回加えられる、大規模な変更を指します。Web上のコンテンツが変化するのに合わせて、Googleが評価システム全体を見直し、最新の状態に保つ取り組みです。特定のサイトや個々のページを狙った措置ではありません。
出典:Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデートとウェブサイト」
ここでは、コアアップデートの役割、検索順位に与える影響、近年の実施履歴の3点に分けて説明します。
1-1. Googleコアアップデートの役割
コアアップデートの役割は、有用で信頼できる検索結果をユーザーへ届けるため、Googleの評価システムを最新の状態に保つことです。検索アルゴリズムは日常的に更新されていますが、その多くは小規模なため個別に発表されません。対してコアアップデートは名称と開始日が公表され、ダッシュボードに開始日と終了日が記録されます。
コアアップデートの仕組みを押さえる上で、日々のアップデートとの違いは次のように整理できます。
日々のアップデートとコアアップデートの違い
| 項目 | 日々のアップデート | コアアップデート |
|---|---|---|
| 公表 | 原則として発表されない | 名称と開始日をGoogleが公表する |
| 頻度 | 年間を通じて継続的に実施 | 年に数回 |
| 展開期間 | 明示されない | 開始日と終了日がダッシュボードに記録される |
| 変動の規模 | 気づかない範囲にとどまることが多い | 検索結果全体で入れ替わりが起きやすい |
| 確認方法 | 順位計測ツールでの推移確認 | 検索ステータスダッシュボードで日程を確認 |
1-2. Googleコアアップデートが検索順位に与える影響
コアアップデートによる順位の下落は、サイトがガイドライン違反を犯したことを示すものではありません。Googleは、順位が下がったページが必ずしも悪いわけではなく、他のページが上位に入った結果でもあると説明しています。
ただし、サイト全体の順位が大幅に下がった状態が続くときは対応が必要です。Googleは、個々のページだけでなくサイト全体が有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツを提供できているかを自己評価するよう案内しているためです。
1-3. 近年のアップデートの振り返り
2023年8月以降、コアアップデートは年に2〜4回のペースで実施されています。実施履歴は次の通りです。
| 名称 | 開始日 | 展開期間 |
|---|---|---|
| August 2023 core update | 2023年8月22日 | 16日3時間 |
| October 2023 core update | 2023年10月5日 | 13日23時間 |
| November 2023 core update | 2023年11月2日 | 25日21時間 |
| March 2024 core update | 2024年3月5日 | 45日 |
| August 2024 core update | 2024年8月15日 | 19日4時間 |
| November 2024 core update | 2024年11月11日 | 23日13時間 |
| December 2024 core update | 2024年12月12日 | 6日4時間 |
| March 2025 core update | 2025年3月13日 | 13日21時間 |
| June 2025 core update | 2025年6月30日 | 16日18時間 |
| December 2025 core update | 2025年12月11日 | 18日2時間 |
| March 2026 core update | 2026年3月27日 | 12日4時間 |
| May 2026 core update | 2026年5月21日 | 11日21時間 |
出典:Google Search Status Dashboard「History for Ranking」
回数は2023年と2024年が各4回、2025年が3回、2026年は9月時点で2回です。展開期間は6日で完了した2024年12月から45日を要した2024年3月まで幅があり、2025年以降は12日から18日に収まっています。
なお、スパムポリシー違反に対処するスパムアップデートも別途実施されます。2026年は3月24日、6月24日、8月18日の3回実施されており、変動の分析では両方の日程を確認しましょう。
2. 2025〜2026年のGoogleコアアップデート内容
コアアップデートは、展開が完了した後も順位変動が続く場合があります。2025年12月のコアアップデートは12月11日に開始し、12月29日に展開完了が発表されました。ところがグランネットの支援先では、展開完了後の2026年1月にも大きな順位変動を3回確認しており、2月以降も変動が継続しています。アウトドア用品や業務用食材の通販サイト、納骨堂など、業種の異なる複数のサイトで同じ傾向が出ました。
展開完了の直後に見えた順位で判断すると、その後の変動を見落とします。Googleは、コアアップデートの展開完了後、少なくとも1週間待ってからSearch Consoleで影響を分析しましょう。ここでは、2025年12月から2026年5月までの3回のコアアップデートについて解説します。
2-1. 2025年12月コアアップデートの内容
2025年12月のコアアップデートは、12月11日に開始し12月29日に完了しました。展開期間は18日2時間で、Googleは開始時点で最大3週間かかる可能性があるとアナウンスしています。
コアアップデートでは、サイトの評価が向上したり、過去に順位を落としたページが回復したりする場合もあります。グランネットの支援先では、医療機器メーカーのサイトが評価を上げ、2026年1月に上昇を確認しました。
回復のタイミングが次以降のアップデートにずれ込むケースもあります。納骨堂のサイトは、2026年5月から見て前々回にあたる2025年12月コアアップデートの時点では大きな改善が見られませんでした。その後、2026年5月21日から6月2日のアップデートを経て順位が回復傾向へ転じています(2026年6月確認)。
出典:Google Search Status Dashboard「December 2025 core update」
2-2. 2026年3月コアアップデートの内容
2026年3月のコアアップデートは、3月27日に開始し4月8日に完了しました。展開期間は12日4時間で、直前の3月24日にはスパムアップデートも実施されています。
コアアップデートの影響は、AI Overview(AIによる概要)への引用状況にも及ぶ可能性があります。グランネットの支援先では、専門学校のサイトで2026年3月末から4月上旬にかけてAI Overviewへの引用数が減少しました。別の支援先では、同じ時期にAI Overview自体の表示が減る傾向も確認しています。
AIによる概要やAIモードに表示されたページのデータは、Search Consoleの検索タイプ「ウェブ」のレポートに含まれます。順位表だけで影響なしと判断せず、クリック数と表示回数の内訳、AI Overviewへの引用状況も確認しましょう。
2-3. 2026年5月コアアップデートの内容
2026年5月のコアアップデートは、5月21日に開始し6月2日に完了しました。展開期間は11日21時間で、Googleが案内した「最大2週間」の範囲に収まっています。
2026年9月時点で、5月のコアアップデートが最新です。その後に実施された6月24日と8月18日の更新はいずれもスパムアップデートのため、順位変動の原因を調べるときは更新の種類まで確認しましょう。
3. Googleコアアップデートでは何が評価される?
コアアップデートで評価されるのは、サイト全体が有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツを提供しているかどうかです。Googleは、ユーザーにメリットをもたらす有用で信頼できる情報を上位に掲載できるようシステムを設計しています。
ここでは、評価の観点を検索意図・E-E-A-T・一次情報・情報の鮮度・クロールできる構造・モバイル対応の6つに整理して解説します。
3-1. ユーザーの検索意図を満たしているか
検索意図を満たせているかは、読み終えたユーザーが目的を果たすのに十分な情報を得られたと感じるかで判断します。Googleも自己評価の質問に、同じ観点を含めています。
実務では、対象キーワードで検索し直し、上位ページが答えている問いと自社ページが答えている問いを突き合わせましょう。「〜とは」で調べたユーザーに導入事例だけを並べていれば、問いと答えがずれている状態です。Googleは、上位表示を目的にコンテンツの長さだけを調節しても意味はなく、最小や最大の文字数は存在しないと明記しています。
3-2. E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)が備わっているか
E-E-A-Tとは、エクスペリエンス(経験)・専門性・権威性・信頼性の4つを指す、コンテンツの質を判断するための考え方です。Googleはこのうち信頼性を最も重要と位置づけており、他の3つは信頼性を支える要因のため、すべてで優れている必要はありません。
E-E-A-T自体は直接のランキング要因ではないものの、E-E-A-Tが優れたコンテンツを特定できる要素の組み合わせをGoogleのシステムは使用しています。人の健康や経済的安定に影響するYMYLトピックでは特に重視されるでしょう。
サイト側の具体策は、誰が書いたのかを明確にすることから始まります。記事に著者名(バイライン)を置き、著者ページで経歴と専門分野を示してください。
3-3. 独自性のある一次情報が掲載されているか
独自の情報や調査、分析の結果を含むページは、他サイトの内容をまとめ直しただけのページより評価されやすくなります。Googleも自己評価の質問として、独自の情報・レポート・分析の結果を提示しているかを挙げています。価値を付加せず他人の意見を要約しただけの状態は、作り方を見直すべき警告サインです。
一次情報の具体例は、自社アンケートの集計結果、支援実績から算出した数値、商品を実際に使った比較、現場で撮影した写真です。商品レビューなら、テストした商品数・方法・結果を証拠写真とあわせて示すと信頼を得やすくなります。
3-4. 情報が最新の状態に保たれているか
情報の鮮度は、記載内容が現時点の事実と一致しているかで判断します。料金、サービス範囲、法制度、統計値は時間が経つと誤情報に変わります。制度改正や値上げを反映せず古い数値を残しているページは、内容そのものが正確ではありません。
注意したいのは、更新の見せかけをGoogleが明確に否定している点です。中身を変えずに日付だけを新しくする行為は、警告サインに挙げられています。サイトを新鮮に見せる目的で大量に追加・削除しても、検索ランキングは向上しません。きちんと中身を更新しましょう。
3-5. 検索エンジンが正しくクロール・評価できる構造か
クロールできないページや内容を読み取れないページは、中身の質にかかわらず評価の対象になりません。Googleは主にクロール済みのページからリンクをたどって新しいページを発見するため、内部リンクからたどり着けないページは見つけてもらいにくくなることがあります。
もう1つの落とし穴がリソースのブロックです。GoogleのクロールにはCSSやJavaScriptへのアクセスも必要で、これらが隠されていると内容を把握できません。
確認は2段階です。まず「site:」検索でインデックス登録の有無を調べ、次にURL検査ツールでGooglebotが取得したHTMLと実際の表示を照合します。重複コンテンツは重要でないURLにクロールの処理量を割かせるため、rel=”canonical”などで正規URLを1つに絞ってください。
3-6. スマートフォン(モバイル)でも使いやすいサイトになっているか
モバイル端末での表示と操作性は、コアランキングシステムが評価するページエクスペリエンスの一部です。Googleは自己評価用に次の6つの質問を示しています。
- Core Web Vitalsは良好な状態か
- HTTPSで安全に配信されているか
- モバイル端末で適切に表示されているか
- 主要なコンテンツを妨げる大量の広告を避けられているか
- 煩わしいインタースティシャルを避けられているか
- メインコンテンツとその他を簡単に区別できる設計か
ただし、単一の「ページエクスペリエンスシグナル」は存在しません。GoogleはCore Web Vitalsをランキングに使う一方、SEO上の理由だけで満点を狙うのは有効な時間の使い方ではないとも述べています。指標にとらわれず、全般的な使いやすさを底上げしましょう。
4. Googleコアアップデートで順位が下落した場合にまず確認することは?
Googleコアアップデートで順位が下落した場合、最初に行うのは事実の確認です。展開が終わっていない段階のデータで判断すると、途中経過を結論として扱うことになります。ここでは、展開完了の確認、影響範囲の特定、原因の切り分けの3手順を解説します。
4-1. まずは展開の完了を待つ
コアアップデートで順位が下落した場合は、展開の完了を待ちます。Googleは、ダッシュボードで開始日と終了日を確認し、完了から1週間以上待って展開開始前の1週間と現在の1週間を比較するようすすめています。
もう1つ見落としやすいのが、評価対象のページが入れ替わっているケースです。グランネットが支援する音楽・芸能のエンタメメディアでは、2026年5月のコアアップデート後、概要ページに代わってメンバー一覧ページが表示されるようになりました。一覧ページが表示される状態のほうが検索意図に適していたため元へ戻さず推移を見たところ、記事分割施策の効果もあり良い方向に改善しています(2026年5〜6月確認)。
また、地域名を含むキーワードでは、影響が地域ごとに異なる場合があります。グランネットが支援する店舗紹介のランキングサイトでは、2026年3月のコアアップデート後に特定エリアだけ競合が順位を伸ばし、5月には西日本エリアの8キーワードが10位以下へ下落しました(2026年3〜6月確認)。平均順位では相殺されるため、地域別・ページ別・キーワード別に分解して考えましょう。
4-2. Search Consoleで影響範囲を特定する
Search Consoleのトラフィックが減少しているかどうかは、上位のページとクエリがコアアップデートの前後でどう変わったかで判断します。Googleは、2位から4位程度の小幅な低下なら抜本的な対策は不要、4位から29位のような大幅な低下なら詳細な評価を行うよう案内しています。減少がウェブ・画像・動画・ニュースのどこで起きたかも切り分けましょう。
4-3. 順位下落の原因を自社・競合・アルゴリズムの観点から分析する
影響範囲を特定したら、下落の原因を自社・競合・アルゴリズムの3つに切り分けます。
- 自社の観点では、同じ時期のサイト改修・ページ削除・CMS更新・表示速度の変化を洗い出す
- 競合の観点では、新たに上位へ入ったページを開き、情報量や構成の違いを確認する
- アルゴリズムの観点では、コアアップデート以外の更新が重なっていないかを調べる
2026年3月のようにスパムアップデートとコアアップデートが3日違いで実施された時期は、どちらの影響かの切り分けが欠かせません。
5. Googleコアアップデート後にやってはいけないこと・注意点
コアアップデート後にやってはいけないのは、原因を特定しないまま急いでページへ手を加えることです。避けたい対応は次の通りです。
- 展開中に大規模な改修を行う(変動が続いているため、施策の効果を判定できない)
- SEOに悪影響があると聞いたという理由でページ要素を削る、その場しのぎの修正
- 中身を変えずに更新日だけを書き換える
- 順位を戻す目的でページを削除する
- 下落したキーワードを狙って、既存ページに関連の薄い内容を継ぎ足す
- 順位回復を狙って被リンクを購入する
Googleは、コンテンツの削除は最終手段であり、修正不可能だと判断した場合にのみ検討すべきだとしています。ランキングを上げる目的でのリンクの売買は、スパムに関するポリシー違反です。改善を行っても検索結果に効果が現れるまでには数日から数か月かかり、数か月経っても変化がなければ次のコアアップデートを待つ必要がある場合もあります。焦って動くほど、原因の切り分けは難しくなります。
6. Googleコアアップデートで順位が下落したときの改善策
コアアップデートからの回復に近道はなく、長期的に持続する改善を積み上げることが基本です。ここでは、検索意図、E-E-A-T、低品質コンテンツ、UX、内部リンク、被リンクの6つの切り口から改善策を解説します。
6-1. キーワード・検索意図を見直す
最初に着手するのは、下落したページが検索意図に答えられているかの検証です。順位が下がったキーワードで実際に検索し、上位ページが扱う論点を書き出して自社ページと比べます。
上位ページが手順の解説を中心にしているのに自社ページがサービス紹介中心であれば、答えている問いがずれた状態になっています。1ページで複数の検索意図を抱え込んでいるときは、意図ごとに記事を分けたほうが評価されやすくなります。
6-2. E-E-A-Tを強化する
E-E-A-Tの強化で効果が出やすいのは、他サイトにはない実体験や実績、独自データを増やすことです。
グランネットがある事業者へ提案した際の分析(2026年6月)では、2026年3月のスパムアップデートおよびコアアップデートで順位が下落したサイトと維持・向上したサイトを比較しました。維持・向上したサイトは一次情報が充実し、下落したサイトは不足していたため、独自情報の充実を優先事項と判断しています。
一次情報の追加と並行して、誰が書いたのかを示す情報も整えましょう。著者名・経歴・資格・監修者を明記し、実績数値には集計期間と件数を添えると裏づけが具体的になります。
6-3. 低品質コンテンツを改善・整理する
低品質コンテンツの改善では、削除より内容の改善を優先します。Googleは削除を最終手段と位置づけており、修正できないと判断した場合にのみ検討すべきだとしています。
あわせて確認したいのが、同じキーワードで自社サイト内のページ同士が競合するカニバリゼーションです。グランネットの支援先である結婚式アイテムの通販サイトでは、カテゴリトップページと商品一覧ページで競合が起きていました。2026年5月のコアアップデートが展開中だったため、インデックスから外れるリスクを考慮して統合は避け、説明文と導入文で各ページの役割を分けています。
改善は年単位で続ける前提に立ちましょう。ある事業者のサイトでは、評価されているページ数が約2年前をピークに減少していました。低品質なページを厳しく判定するコアアップデートの傾向に、サイト側でのページ削除が重なったことが要因です。直近の変動だけでなく、評価ページ数の推移を年単位で確認することが大切です。
6-4. ユーザー体験(UX)を改善する
UXの改善は、Googleが示すページエクスペリエンスの自己評価項目を1つずつ潰していく進め方が確実です。Core Web Vitals、HTTPS配信、モバイル表示、広告量、インタースティシャル、メインコンテンツの見分けやすさを順に点検します。
優先度が高いのは、コンテンツを読む妨げになっている要素の除去です。本文の前に大きな広告が入る、閉じにくいポップアップが出るといった状態は、離脱の原因になります。
6-5. 内部リンクを最適化する
内部リンクの最適化は、評価を届けたいページへの導線を増やす施策です。Googleは主にリンクをたどって新しいページを発見するため、どこからもリンクされていないページは見つかりにくくなります。
改善の起点はリンクテキスト(アンカーテキスト)です。「こちら」と表記するだけではリンク先の内容が伝わらないため、テーマが分かる語句を使います。関連記事同士を相互につなぎ、階層の深いページにもトップ付近からたどり着ける構造にすると、クロールされやすくなります。
6-6. 被リンクプロフィールを見直す
被リンクの見直しでは、順位を上げる目的で得たリンクが残っていないかを点検します。リンクの売買、過剰な相互リンク、自動化されたプログラムによるリンク生成は、いずれもリンクスパムに該当する行為です。
質の低いディレクトリサイトからのリンクや、フッターやテンプレートに広く埋め込まれたリンクも例に挙げられています。過去に施策として設置したものが残っていれば、削除を依頼しましょう。広告やスポンサーシップのリンクは、rel=”nofollow”やrel=”sponsored”を付けていればポリシー違反にあたりません。
7. Googleコアアップデートに関するよくある質問(Q&A)
ここでは、Googleコアアップデートに関して担当者からよく挙がる4つの質問に回答します。
Q. Googleコアアップデートは年に何回実施されますか?
Googleコアアップデートは年に数回実施されます。Googleは、検索アルゴリズムとシステムに年数回の重要かつ大規模な変更を加えていると公表しています。実際の回数は年によって異なり、2023年と2024年は各4回、2025年は3回、2026年は9月時点で2回が実績です。
回数が少なく感じられても、検索アルゴリズムの更新自体は日常的に行われています。発表されない小規模なコアアップデートも随時実施されているため、名称が付いた大規模なコアアップデートだけが順位変動の原因とは限りません。
出典:Google 検索セントラル「Google 検索のコア アップデートとウェブサイト」
Q. Googleコアアップデートで順位が下落したら元に戻りますか?
Googleコアアップデートで下落した順位は、必ず元に戻るとは限りません。Googleは、改善を行っても検索結果に効果が現れるまで数日から数か月かかることがあり、数か月経っても効果が見られない場合は次のコアアップデートまで待つ必要があるかもしれないと説明しています。変更を加えても、目に見える変化が現れる保証はありません。
一方で、回復する例はあります。グランネットの支援先である納骨堂のサイトは、2026年5月21日から6月2日のコアアップデートを経て順位が回復傾向に転じました。元の順位への復帰を前提にせず、サイト全体の品質を上げ続けることが回復の条件です。
Q. Googleコアアップデートが終わるまで何もしないほうがよいですか?
展開中は大規模な改修を控え、確認と準備に時間を充てるのが現実的です。変動が続く期間に施策を入れると、順位の動きがアップデートによるものか施策によるものかを切り分けられなくなります。
展開中に進めておきたいのは、日次の順位記録、Search Consoleのデータ蓄積、影響を受けたページの洗い出しです。ページの統合やURLの変更のように後から戻しにくい施策は、展開完了後に回しましょう。すでに準備していた記事の公開や、明らかな誤情報の修正まで止める必要はありません。
Q. GoogleコアアップデートとSEO対策はどのような関係がありますか?
コアアップデートへの対応は、通常のSEO対策の延長にあります。Googleは、AIによる概要やAIモードといった新しい機能についても、表示のための追加要件や特別な最適化は不要で、SEOの基本が引き続き有効だと説明しています。コアアップデート専用の対策が別に存在するわけではありません。
取り組む内容は、検索意図を満たすコンテンツ、E-E-A-T、クロールできる構造、ページエクスペリエンスといった基本の積み上げです。順位が動くたびに方針を変えず、評価ページ数や流入の推移を年単位で追って改善の方向を確かめましょう。
まとめ
Googleコアアップデートは、Web全体の変化に合わせて評価システムを見直す、年に数回の大規模な更新です。順位が下落しても、それ自体がサイトの違反を意味するわけではありません。展開の完了を待ち、Search Consoleで影響範囲を特定してから改善へ進む順序が近道になります。
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