Googleビジネスプロフィールとは?登録方法から運用方法まで徹底解説

店舗やクリニックの集客をGoogle検索とGoogleマップから伸ばしたいとき、最初に整えるべきなのがGoogleビジネスプロフィールです。無料で使える上に、ローカル検索結果の順位を左右する情報の多くをここで管理します。ただし、登録して放置したままでは成果につながりにくく、カテゴリや営業時間の設定を誤ると表示の機会そのものを失いかねません。
この記事では、Googleビジネスプロフィールの登録手順から、項目別の基本情報入力、写真投稿戦略、口コミ運用、パフォーマンスの見方までを、Google公式の仕様と自社事例をもとに解説します。
- Googleビジネスプロフィールは無料で作成でき、ローカル検索結果の順位は主に関連性・距離・知名度の3要素で決まる
- 登録はオーナー確認の完了までが1セットで、確認方法はGoogleが自動的に決めるため事業者側では選べない
- 運用の成果は表示回数ではなく、ルート検索・通話・ウェブサイトのクリックなど来店行動に直結する指標で判断する
1.Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)とは?
Googleビジネスプロフィールとは、Google検索とGoogleマップに表示される自社の店舗情報を、事業者が無料で管理できるGoogleのツールです。営業時間・電話番号・ウェブサイト・写真を最新の状態に保てるほか、ユーザーが投稿した口コミの収集と返信も行えます。利用にはGoogleアカウントが必要です。
かつては「Googleマイビジネス」という名称で提供されていました。2021年11月4日にGoogleが名称変更を正式発表し、消費者に見える店舗情報が「Googleビジネスプロフィール」、複数店舗を管理するPC版ツールが「ビジネスプロフィールマネージャー」という呼び分けに整理されています。現在も両方の名前が混在していますが、指している店舗情報は同じです。
1-1.GoogleマイビジネスからGoogleビジネスプロフィールへの変更点
名称変更で変わったのは呼び方だけではなく、店舗情報を編集する場所と、複数店舗を管理する導線です。主な変更点は次の4つに整理できます。
- サービス名称が「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」へ変更された
- 1店舗の情報編集は、管理画面ではなくGoogle検索・Googleマップから直接行う形になった
- PC版の管理ツールは「ビジネスプロフィールマネージャー」へ改称し、複数店舗の一括管理向けに位置づけが変わった
- スマートフォン向けのGoogleマイビジネスアプリは2022年に提供を終了した
1店舗のみを運営している場合は、Google検索で自店舗名を検索すればその場で編集画面を開けます。拠点が多いチェーン店は、ビジネスプロフィールマネージャーからまとめて更新するほうが日常の運用に合っています。
1-2.Google検索のローカルパックとは?
ローカルパックとは、「地域名+業種」などのキーワードで検索したときに、Google検索の結果画面へ表示される地図と3件のビジネスリストです。「さらに表示」を選ぶと、4件目以降の店舗も一覧で確認できます。
ローカルパックに表示される店舗情報は、Googleビジネスプロフィールなどの情報をもとに構成されています。ビジネスプロフィールを登録・管理することで、店舗情報を正確かつ最新の状態に保ちやすくなります。表示の有無は検索キーワードにも左右され、「ラーメン」では出ても「ラーメン 作り方」では出ないように、近くの店を探している検索かどうかをGoogleが判断しています。
2.Googleビジネスプロフィールを活用すべき理由
Googleビジネスプロフィールは、登録が任意の「あれば便利な機能」ではありません。店舗を探すユーザーの行動が検索とマップに集中しているため、未登録・未整備のままでは検討の対象にすら入れない状態になります。
ここでは、店舗ビジネスがGoogleビジネスプロフィールを活用すべき理由を3つに分けて解説します。
2-1.スマートフォンでの検索が来店行動につながっている
Googleは、ユーザーが現在地付近の店舗を検索したときにローカル検索結果を表示し、その順位を主に関連性・距離・知名度に基づいて決めていると公表しています。距離はユーザー側の条件ですが、関連性はプロフィールの情報量と正確さ、知名度は口コミ数や評価で変わる要素です。
つまり、検索したユーザーの近くにあるだけでは上位に出ません。「渋谷 整体」のように地域名と業種で検索するユーザーに適切な情報を届けるためにも、ビジネス情報を詳細かつ正確に登録しておくことが重要です。
2-2.口コミが店舗選びの判断材料になっている
Googleは、口コミ数が多く評価の高いビジネスは、ローカル検索結果の順位が高くなると明記しています。口コミは来店前の判断材料であると同時に、順位を構成する知名度の要素でもあります。
同じ地域・同じ業種の店舗が並ぶローカルパックでは、店名の下に評価点と口コミ件数が横並びで表示される仕様です。評価点や口コミ件数は店舗情報とあわせて表示されるため、ユーザーが店舗を比較・検討する際の判断材料の1つになります。
2-3.無料で利用でき継続的な集客につながる
Googleビジネスプロフィールの作成と運用に費用はかかりません。Googleアカウントさえあれば、店舗情報の掲載、写真の投稿、口コミへの返信、パフォーマンスの確認まで無料で利用できます。
広告と違い、出稿を止めた瞬間に表示が消えることもありません。店舗情報を適切に整え、定期的に更新することで、Google検索やGoogleマップから継続的に店舗を見つけてもらうための導線を整えられます。
3.Googleビジネスプロフィールの登録手順
Googleビジネスプロフィールの登録は、店舗情報の入力とオーナー確認の2段階で進みます。登録手順は下記の通りです。
| 1 | Googleビジネスプロフィールにアクセスする |
|---|---|
| Googleアカウントでログインし、ビジネスの追加に進みます。既存のプロフィールがある場合は、店舗名と所在地で検索して権限をリクエストします。 | |
| 2 | 店舗名を登録する |
| 看板や名刺で使っている実際の店舗名を入力します。地名やキャッチコピーを足すとガイドライン違反です。 | |
| 3 | ビジネスカテゴリを選択する |
| 中心となる事業内容に最も近いカテゴリを1つ選びます。 | |
| 4 | 住所・電話番号・Webサイトを入力する |
| 番地まで含めた正確な住所を入力します。電話番号を登録する場合は、可能な限り個々のビジネス拠点に直接つながる番号を使用します。 | |
| 5 | オーナー確認を行う |
| Googleから提示された方法で、そのビジネスの代表者であることを証明します。 | |
| 6 | 店舗情報を充実させる |
| 営業時間・属性・写真・説明文を追加します。写真と動画は、オーナー確認が完了した後にのみGoogleへ表示されます。 | |
注意したいのが、オーナー確認の難易度です。確認方法はGoogleが自動的に決定するため、事業者側では選べません。利用できる方法は業種・地域などによって異なり、電話やSMS、メール、ライブビデオ通話、ハガキなどがあります。複数の方法で確認を求められる場合もあります。
電話やSMSでは、担当者が直接応答できる番号の登録が必要です。ライブビデオ通話では、店舗にいることやオーナー権限を持つことを、所在地や従業員専用エリアなどを映して示します。また、ビジネス情報を更新すると、プロフィールの再確認を求められる場合があります。
近年は、この審査が厳格化しています。2026年7~8月にかけて、複数の支援先で電話確認後に動画確認を求められたり、確認完了後に短期間で表示が停止したりするケースを確認しました。ある施設では、動画による確認を3回実施しても承認されていません。当社の支援事例では、実店舗を持たない業態で確認に時間を要するケースも見られたため、余裕を持って手続きを進めることが重要です。
4.【項目別】Googleビジネスプロフィールの基本情報入力のポイント
基本情報入力は、埋めれば埋めるほどよいというものではありません。Googleにはガイドラインがあり、違反した情報は審査で不承認になるか、プロフィールの停止につながります。プロフィールの編集内容は通常10分ほどで反映されますが、場合によっては最長30日かかることがあります。編集内容のステータスは、承認済み・不承認・保留中などで表示されます。
ここでは、項目別に入力のポイントを解説します。
4-1.【カテゴリ】ビジネス内容に合ったカテゴリを設定する
カテゴリは、「事業に何が含まれるか」ではなく「事業が何であるか」という観点で選びます。提供しているサービスや保有している設備ではなく、事業内容そのものを示すのが目的です。
メインカテゴリには、中心となる事業内容に該当する最も具体的なものを1つ設定します。具体的なカテゴリを選べば、一般的なカテゴリはGoogleのシステム側で補われる仕組みです。キーワードそのものや事業の属性を示すカテゴリは使用できません。
カテゴリ選択の具体例
| 店舗の状況 | 適切なカテゴリ | 避けるべきカテゴリ |
|---|---|---|
| プールのあるモーテル | Motel | ホテル、水泳プール |
| 店内飲食のない宅配ピザ店 | 宅配ピザ、持ち帰り用ピザ | 宅配・出前、テイクアウト |
| 書店内で独立して運営するカフェ | コーヒーショップ | 書店 |
4-2.【営業時間】種類別に正確な時間を入力する
営業時間は、顧客に対応できる通常の時間を業種の基準に沿って入力します。レストランなら顧客が座って食事できる時間を優先し、指定できない場合はテイクアウト、ドライブスルー、配達の順に切り替えます。銀行は窓口営業時間、ガソリンスタンドはガソリンを販売している時間が基準です。
一方、営業時間を入力すべきでない業種もあります。宿泊施設、学校、映画館、輸送サービス、イベント会場のように、その日の活動でスケジュールが決まる業態や完全予約制のビジネスでは営業時間を指定しません。
4-3.【特別営業時間】特定の営業日を事前に登録する
特別営業時間は、祝休日や特別イベントなど、連続して最長6日間までの一時的な変更に使う設定です。通常の営業時間を書き換えずに、その日だけの時間を追加できます。祝休日は通常と変わらない場合でも設定しておくと、表示中の時間が正しいものだとユーザーへ明示できます。
連続7日間以上の休業や期間が未定の休業では、特別営業時間ではなく臨時休業マークを付けてください。なお、特別営業時間を表示するには、営業時間の設定で「決まった営業時間で営業している」の指定が前提です。
4-4.【予約リンク】ネット予約ページを登録する
予約や注文のリンクは、カテゴリごとに最大10個まで追加できます。予約を取る、席を確保する、料理を注文するといった行動別に自社の予約ページを登録し、複数ある場合は優先リンクを「ビジネス優先」に設定すると上部へ表示できます。
注意したいのが、サードパーティの予約リンクです。Googleと連携する予約プロバイダのリンクは、事業者が登録していなくても自動表示される場合があります。不要なリンクは削除をリクエストでき、プロバイダは5日以内に削除する義務を負います。
4-5.【メニュー/サービス】価格なども併記する
メニュー機能は飲食ビジネス向けで、料理名に説明文と価格を添えて登録できます。前菜・メインコース・デザートのようにセクションで分類しておくと、ユーザーが目的の料理を見つけやすくなる構成です。
飲食以外の業種は、サービスエディタで提供しているサービスを登録します。いずれの場合も、変更内容がGoogleマップやGoogle検索へ反映されるまでには24~48時間程度かかります。
4-6.【商品】購入につなげたい商品を登録する
商品エディタは、実店舗で物理的な商品を販売している事業者が利用できる機能です。オンラインで購入できるサイトがない場合や、商品にバーコードがない場合も対象になります。
登録した商品はGoogle検索のビジネスプロフィールに表示され、ユーザーは来店前に取扱商品を確認できます。ただし、送信する商品はショッピング広告のポリシーへの準拠が必須です。違反した商品を送信すると、アップロード済みの商品がすべて削除される可能性があります。
4-7.【属性】店舗の特徴や設備・サービスを設定する
属性とは、テラス席の有無やWi-Fiの利用可否など、店舗の特徴を項目単位で伝える設定です。特定の属性を追加しておくと、その条件で検索したユーザーの検索結果に自社が表示される可能性があります。バリアフリー、リサイクル、電子決済オプションなどのカテゴリに分かれ、事業者が直接編集するものと、来店した顧客からの情報で自動的に入力されるものがあります。
判断に迷いやすいのがバリアフリー属性です。車椅子対応の入り口には「幅1メートル以上で段差や階段がない」という基準があり、実測せずに「はい」を選ぶと来店したユーザーとの認識にずれが生じる可能性があります。
4-8.【ビジネスの説明】店舗の魅力が伝わる文章を書く
ビジネスの説明欄には、提供している商品やサービスに加えて、事業の使命や沿革を書けます。一方で、書けない内容も明確です。どのような種類であってもリンクは使用できず、「すべて50%引き」のように特別料金や特典を過度にアピールする表現も認められません。
また、ビジネスの説明に限らず、登録後はプロフィール全体の情報が正しいか定期的に確認することも重要です。Googleは、ビジネス情報が正確でないという報告を受け取ると、プロフィールの内容を更新することがあります。
2026年7月、当社が支援する複数店舗の案件では、利用者からGoogleマップ上の電話番号が実際の店舗と異なるとの指摘がありました。別の店舗では店名が最寄り駅名に書き換わっていたため、正しい店名へ修正しています。
これを受け、公式サイトを正しい情報源とし、店名・電話番号・URL・営業時間がGoogleマップと一致しているか、店舗ごとに定期的に確認する運用へ切り替えました。管理権限がある店舗では電話番号とURLが意図せず変更されないよう対策を行い、権限がない店舗では確認頻度を上げて対応しています。
5.Googleビジネスプロフィールの写真投稿戦略
写真は、ユーザーが来店するかどうかを判断する材料です。ここでは、Googleビジネスプロフィールで写真を掲載するときの戦略とコツを紹介します。
前提として、写真と動画はオーナー確認が完了した後にのみGoogleへ表示される仕様です。アップロードしてから表示されるまでには、最長で24~48時間ほどかかります。
写真・動画の投稿要件
| 項目 | 写真 | 動画 |
|---|---|---|
| 形式・時間 | JPGまたはPNG | 最大30秒 |
| サイズ | 10KB~5MB | 最大75MB |
| 解像度 | 推奨720×720ピクセル、最小250×250ピクセル | 720p以上 |
5-1.カバー写真・ロゴ写真を適切に設定する
カバー写真は、自社のビジネスを最もよく表す1枚をプロフィール上部に表示する設定です。ただし、設定した写真が必ず最初に表示されるとは限りません。画質が低い場合や、カバー写真としてふさわしくないと判断された場合は、顧客が投稿した写真が代わりに選ばれます。
ロゴ写真には、Google上で自社が目にとどまりやすくなる効果があります。ロゴが表示されないときは、名前・番地を含む有効な住所・カテゴリ・電話番号・営業時間がすべて入力されているかを確認してください。基本情報が欠けていると、ロゴは強調表示されません。
5-2.商品・サービスの魅力が伝わる写真を投稿する
Googleは、ピントが合っていて十分な明るさのある写真を推奨し、大幅な加工や過度のフィルタ使用を避けるよう案内しています。雰囲気をありのままに伝える画像のほうが、来店後の体験との落差が生まれません。
飲食店なら看板メニューを実際の盛り付けで、サロンなら施術後の仕上がりを自然光で撮るなど、購入の判断に近い場面の写真が有効です。加工で色味を強めた写真は一瞬の印象こそよくても、実物との差が口コミで指摘される場合があります。
5-3.店内・外観・スタッフなどさまざまな写真を掲載する
Googleは、外観写真を追加すると来店するユーザーが店舗を見つけやすくなると案内しています。外観だけでなく、店内や商品・サービス、設備など、来店前に知りたい情報が伝わる写真をバランスよく掲載しましょう。
写真は、ユーザーが実際に店舗を訪れたときの様子をイメージできるものを選ぶことが重要です。たとえば、外観は店舗を見つける目印になり、内観は店内の広さや雰囲気、商品・サービスの写真は提供内容を具体的に伝える材料になります。
写真ごとの役割を意識して種類をそろえることで、プロフィールだけでは伝えきれない店舗の特徴を視覚的に補えます。
5-4.定期的に写真を更新する
写真は枚数を増やすことが目的ではなく、店舗の魅力が伝わる写真を厳選することが重要です。似た角度や内容の写真は重複するため避け、朝と夜で見え方が変わる店舗では、両方の写真を掲載してもよいでしょう。
当社の支援では、「外観→内観→受付・窓口→人物」の順で写真を優先しています。人物を掲載する場合は顔を出さず後ろ姿を基本とし、集合写真よりも接客シーンなど、店舗の雰囲気が伝わる写真を選びます。また、アップロード前には、他社のロゴなど不要なものが写り込んでいないか確認します。
2026年7~8月に当社が複数店舗とクリニックを支援した際も、この基準で写真を選定しました。クリニックでは競合との差別化を目的に写真を充実させつつ、スタッフは後ろ姿を中心とし、接客シーンなど雰囲気が伝わる写真を優先して掲載しています。
6.Googleビジネスプロフィールの口コミ運用
口コミは、ローカル検索結果の知名度を構成する要素であり、来店前の判断材料でもあります。ここでは、Googleビジネスプロフィールで口コミを運用するポイントを解説します。
6-1.口コミを増やすための工夫を行う
Googleは、口コミの依頼にGoogleリンクまたはQRコードを使う方法を案内しています。会計時のカードや来店後のメールに掲載すれば、投稿の手間を減らせます。
一方、口コミと引き換えに商品やサービスを無料・割引で提供する行為は禁止されています。「口コミ投稿で1品サービス」といったインセンティブは避けましょう。
6-2.すべての口コミに丁寧に返信する
口コミへの返信にはオーナー確認が必要で、投稿した返信もGoogleの審査を受けます。返信は企業からの返信として表示され、担当者の個人名は出ません。
返信を続けるには、店舗任せにしない体制が欠かせません。当社が支援する22店舗の薬局チェーンでは未返信の口コミが残っていたため、2026年7月から返信文の作成を本部へ集約しました。店舗で事実確認後、本部が返信文を作成し、過去の未返信にはテンプレートを用いて順次対応しています。
口コミ返信フローの例
- 口コミを確認する
- 店舗で内容の事実確認を行う
- 本部担当者が返信文を作成する
- 責任者が内容を確認する
- 店舗アカウントから返信を投稿する
返信が公開されると投稿者に通知され、その後も口コミを変更できます。未返信を放置しない仕組みを整えましょう。
6-3.ネガティブな口コミには誠実に対応する
否定的な口コミへの返信では、投稿者の個人情報を公開せず、個人的な攻撃を避けることをGoogleは求めています。問題の解決が必要な場合は、メールや電話で直接連絡してください。
まず来店記録を確認し、不快な体験をした理由を把握します。起きたミスには誠意をもって対応し、自社に非がない点まで責任を負わず、対応できることとできないことを分けて説明しましょう。
6-4.ガイドライン違反の口コミは削除を申請する
Googleマップの投稿コンテンツポリシーに違反する口コミは、違反を報告して削除を申請できます。事業者が任意に削除する機能はありません。
なりすましや誤った情報のほか、ハラスメント、個人情報、宣伝・勧誘、関連性のないコンテンツなども禁止されています。実際の体験に基づかない口コミや、競合他社による利益相反に該当する投稿なども、ポリシー違反として報告できる場合があります。
ただし、評価が低いだけではポリシー違反になりません。削除できない場合は、返信で正しい情報を伝えることも大切です。
7.Googleビジネスプロフィールのパフォーマンス(インサイト)を活用する方法
パフォーマンスは、ユーザーがプロフィールをどう見つけ、その後どう行動したかを確認できる機能です。オーナー確認済みのプロフィールで利用できます。
パフォーマンスで確認できる主なデータ
| 指標 | 何が分かるか |
|---|---|
| インタラクション数 | プロフィール上で行われたやりとりの総量 |
| 検索 | ビジネスの検索に使われた検索語句 |
| 閲覧数 | Google検索とGoogleマップでプロフィールを見たユーザー数 |
| ルート | 店舗へのルートを検索したユーザー数 |
| 通話数 | 通話ボタンがクリックされた回数 |
| ウェブサイトのクリック | プロフィールからサイトへ遷移した回数 |
| 予約 | ユーザーが完了した予約の数 |
成果を見る際は、表示回数だけで判断せず、電話・ルート検索・ウェブサイトへのアクセスなど、実際の行動につながる指標を重視します。表示回数はGoogle検索の仕様変更などでも変動するためです。あわせて指名検索の推移を追えば、認知度の変化も把握できます。
当社が支援する全国展開の教室運営事業者では、2026年に表示回数が約20万回から約8万回へ減少した一方、申し込み数は増加しました。そこで、表示回数より行動指標を重視する運用へ切り替えています。指名検索は検索キーワードを書き出し、全角・半角スペースなどの表記ゆれを統一して集計しました。
検索語句はユーザーが実際に検索した語句の集計結果で、想定外のキーワードから流入している店舗を見つける手がかりにもなります。自社が狙っているキーワードだけを見るのではなく、実際にどのような言葉で店舗が見つけられているかを確認することが大切です。
また、パフォーマンスデータはスプレッドシートでダウンロードできます。複数店舗を運営している場合は、月次でデータを取得して店舗ごとの行動指標や検索語句を比較すると、成果が伸びている店舗と改善が必要な店舗の違いを把握しやすくなります。数値の増減だけを見るのではなく、その変化が来店や申し込みにつながっているかまで確認することが重要です。
8.Googleビジネスプロフィールの運用事例
グランネットが支援した自社事例では、業種を問わず初期設定の見直しが順位改善の起点になっています。
グランネットのMEO対策の支援事例
| 業種 | 依頼時の課題 | 実施した取り組みと成果 |
|---|---|---|
| 整骨院 (大阪市旭区) | 自社でマップを管理していたが、狙う検索ワードで順位が上がらない | プロフィール内の情報を検索ワードに最適化し掲載情報を充実。2023年8月の施策開始から2024年4月10日までに圏外から2位を実現 |
| おにぎり販売店 (大阪市) | マップで集客したいが何から手を付けてよいか分からない | オーナー確認からの初期設定を見直し、情報を充実化。マップ経由の予約・問い合わせ件数の増加を実現 |
| 歯科医院 (大阪市城東区) | マップで検索しても表示順位が低い | カテゴリのずれを初期設定から修正し、医院情報や院内画像を追加。「歯科×エリア」で1位を実現 |
3件に共通するのは、カテゴリやオーナー確認など初期設定を見直した点です。歯科医院ではカテゴリを修正して医院情報や画像を追加し、「歯科×エリア」で1位を実現しました。整骨院もプロフィール情報を整え、圏外から2位まで改善しています。また、3件とも英語への最適化を行っています。
順位計測ではキーワード設定にも注意が必要です。当社が支援する22店舗の薬局チェーンでは、店舗名の地名で設定すると別の都道府県が表示されるケースや、住所より最寄り駅名で検索される店舗がありました。そこで2026年7月から、登録時は暫定キーワードを設定し、権限取得後に流入キーワードを確認して調整する運用へ変更しています。
9.Googleビジネスプロフィールでよくある質問と回答(Q\&A)
- Q. Googleビジネスプロフィールの登録は無料ですか?
登録も運用も無料です。Googleアカウントがあれば、店舗情報の掲載、写真や動画の投稿、口コミへの返信、パフォーマンスの確認まで費用はかかりません。Googleは、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないと明記しています。費用が発生するのは、位置情報を使った広告など別のサービスを併用する場合だけです。なお、無料で使えるのはプロフィールの機能であり、運用を代行会社へ委託する場合は別途その費用がかかります。
- Q. Googleマイビジネスとの違いは何ですか?
指しているものは同じ店舗情報で、2021年11月に名称が変わりました。Googleマイビジネスという1つの名前が、消費者に見える情報を指す「Googleビジネスプロフィール」と、複数店舗を管理するツールを指す「ビジネスプロフィールマネージャー」に分かれた形です。1店舗の編集はGoogle検索やGoogleマップから直接行い、スマートフォン向けのGoogleマイビジネスアプリは2022年に提供を終了しています。
- Q. パフォーマンスはどれくらいの頻度で確認すればよいですか?
月次での確認を基本にすると、指標の更新タイミングと合います。検索語句の指標は毎月月初に更新され、表示までに5日ほどかかるため、月初すぐではなく数日おいてから前月分を確認する流れが現実的です。日次で見ると外部要因による変動に振り回されやすくなります。キャンペーンや店舗改装のように明確な施策を打った月は、通話数やルート検索の変化を前月と比較してください。
- Q. Googleビジネスプロフィールの情報は変更後すぐに反映されますか?
通常は最長10分ほどで反映されますが、場合によっては最長30日かかります。編集内容はGoogleのガイドラインに沿っているかどうかを審査され、承認済み・不承認・保留中のいずれかのステータスで表示されます。写真や動画の反映には最長24~48時間、メニューの変更には24~48時間程度が必要です。年末年始の営業時間のように期日が決まっている情報は、余裕を持って登録してください。
まとめ
Googleビジネスプロフィールは、Google検索とGoogleマップに表示される店舗情報を無料で管理できるツールです。ローカル検索結果の順位は主に関連性・距離・知名度で決まるため、カテゴリや営業時間などの情報を正確に設定し、写真や口コミを継続的に管理することが、Google検索やGoogleマップで店舗を見つけてもらうための重要な取り組みです。
運用で見るべきは表示回数ではありません。ルート検索・通話・ウェブサイトのクリックといった来店行動に直結する指標を月次で確認し、公式サイトとの情報が合っているかを定期的に点検してください。
KEYWORD


















