【インターン生体験談】社会人0年目。社会での失敗を先取りして、成長する。
自分の至らなさ。社会に出る前だからこそ価値のあるこの気づき。
私はこの8日間、SEO対策を学びにいきましたが、最も得られたものはSEO対策の知識ではありません。それは、私の至らなさへの気付きでした。
今までできるとタカをくくっていたことや簡単だと思っていたことが、実はできていない自分に気が付いたのでした。簡単な作業でさえも覚えられない自分、注意力が散漫している自分、うまく言いたいことが伝えられない自分。
そんな自分に気が付き少しでも改善していこうと奮闘し、少しずつ自分を変えていけたのが、この8日間でした。
興味はある。でも、なにもしない。
4回生で就職先は決まっていましたが、もともとフリーランスで働くことやネットを利用した副業などに興味があり、在学中の時間のあるうちにアフィリエイトでもやってみようだとか、プロブロガーを目指してみようだとか、ぼんやりと目標を持っていました。
そのためにSEOについて学んでおくことが重要そうだけれど、特に動き始めてはいませんでした。そして特に誰かから注意を受ける環境もなく、壁にあたることも減っていました。
私、仕事できない人みたい。
自分のできなさに気が付き困惑しました。
一度教わったことができない、同じことを2回聞いてしまう、同じミスを何度もしてしまう・・・。そんな自分の未熟さに戸惑いました。
お世話になった担当者の方にも、「仕事ができない人」だという印象を与えてしまったと思います。これは、社会に出てから評価される上で大変ネックになるだろうと思いました。
最近アルバイトや学校などでも怒られる機会がなく、かなりイージーモードな生活を送っていたため、久々に自分の短所や苦手なことに気が付いてしまいました。
なんで悪い印象になってしまうのかな。
まず、自信が無さそうに質問したり作業をしたりしているところから、仕事ができない感が漂っていたのかもしれないなと思いました。例え本当は要領の悪い人間であったとしても、短期間の付き合いであれば、堂々としているだけで仕事ができると思われそうです。
次に、質問の仕方が悪かったです。聞き方や聞くタイミングも悪かった時もありましたし、特に注意を受けたのは、同じことを聞き返さないでくれということでした。自覚があって同じことを聞き返してしまったこともあったのですが、確認の意味で聞き返していたこともありました。
そして最後に、大事なことから話していない。これは就活の面接時期には気を付けられていた項目だったのですが、なんせ結論から話さないために担当者の方に意味が通じないことが多々ありました。
あ、伝え方が悪いのかも・・・
上記の問題点から、私は相手方に何もわかっていない人だと思われたことが原因だと考えました。
そこでわかっていると伝えていく活動が必要だと思いました。
二つ目に、わかりやすく簡潔に意見や質問を伝える工夫が必要だと思いました。そうすることによって、相手もわかりやすいし、それだけで生産性の高い人だと思われるからです。
4つの改善策で、印象を変えよう。
具体的には、4つの方法で変革していこうと思いました。
まず一つ目、わかっているが予め確認のためにする質問の時には、「確認ですが」と質問の前に聞く。これによって、本当はわかっていることさえもわかっていないと勘違いされるリスクが軽減します。
二つ目、丁寧なメモを取る。おおまかなメモは取っていましたが、細かな部分までが取り切れておらず、それによって質問が増えてしまった時がありました。特に忘れやすそうな点はメモを細かく取るようにしました。
三つ目、結論から話すことで、質問も意見も伝わりやすく生産性も上げることができると気が付きました。
四つ目、何をするにもなるべく堂々としているように心がけることにしました。自信が無さそうというだけで、仕事ができなさそうに見えてしまうと判断したからです。これが、見せ方としては一番大事かもしれません。
8日間、憂鬱になることも多々あり、通うのが嫌になったこともありましたが、私には得たものがありました。正直いうと、SEO対策の概要だけを学びたい人にはオススメしません。なぜならばそれは、本でもインターネットでも調べられるからです。
それでもグランネットに来て学ぶメリットは、SEO対策を現場で学べるだけでなく、社会人との関わり方や自分の至らなさに気が付けることです。そんな、自らあえて壁に当たりたい人、新しい経験を積んでみたい人、“成長したい人”に私はオススメします。
(藤井 結以)