【WEB担当者向けSEO入門-第3章-】SEOのプロが教える!質の高いコンテンツを作成する9つの手順 | SEO対策会社なら集客アップにコミットする【グランネット】
【WEB担当者向けSEO入門-第3章-】SEOのプロが教える!質の高いコンテンツを作成する9つの手順

【WEB担当者向けSEO入門-第3章-】SEOのプロが教える!質の高いコンテンツを作成する9つの手順

Google Marketing News

Google検索結果でWebサイトの検索順位を上げるためには、「Webサイトの信頼性」と「コンテンツの質」が重要となります。

「Webサイトの信頼性」とは、発信者の権威性や専門性を検索順位の判断基準とする考え方です。「Webサイトの信頼性」に被リンクとサイテーションの獲得が必要となることは、前回の記事で紹介しました。

さらに、Webサイトに事実無根の信憑性のないコンテンツを掲載している場合も、Googleから評価されないため、検索結果の上位に表示されることは難しくなります。

今回は、SEO対策で重要なポイントのひとつである「コンテンツの質」について、具体的な作成手順も含めて解説します。

 

1.質の高いコンテンツの基準とは?

Googleは、質の高いコンテンツを掲載しているWebサイトを検索結果の上位に表示する傾向にあります。

しかし、「質の高いコンテンツ」が重要となることは理解できても、具体的にどのようなコンテンツを質が高いと言うのかわからない方は多いでしょう。

ここからは、質の高いコンテンツと判断される3つの基準について説明します。

 

1-1.ユーザーの悩みを解決する情報が網羅されたコンテンツ

ユーザーがGoogleの検索エンジンを使うのは、何か悩みを抱えているときです。「ある物事について知りたい」「ある事柄に関する情報がほしい」など、ユーザーの検索行為には必ず理由=検索意図が存在します。

そうした検索意図に対し、一問一答で終わらせるのではなく、多角的な回答を用意するほうがユーザーにとっては有益です。

たとえば「SEO対策とは」というキーワードを想定したコンテンツの場合、言葉の意味と併せて、SEO対策会社の選び方や費用相場も一緒に紹介すると、ユーザーのさまざまな疑問を解消できるでしょう。

そのため、ユーザーの検索意図を理解したうえで、ユーザーの悩みを解決する情報を網羅したコンテンツが「質の高いコンテンツ」と言えます。

 

1-2.明確な根拠・事実がある信憑性の高いコンテンツ

「グランネットのSEO対策は安い」
という漠然とした記載だけで、魅力的に感じる方はいないでしょう。

「A社のSEO対策は50万円・グランネットのSEO対策は30万円
だから、グランネットのSEO対策は安い」
というように、具体的な情報を載せなければ、有益なコンテンツとはなりません。

その際、情報を裏付ける根拠・事実として、信頼できる機関が出しているデータを活用したコンテンツは、Googleから質が高いとみなされる傾向にあります。

データで根拠や事実を示すのに活用できるサイトには、以下が挙げられます。

  • 内閣府や厚生労働省など、国の行政官庁から出ているガイドライン
  • 各自治体のホームページで発表されている調査データ
  • 公的な研究機関や大企業による調査結果

「質の高いコンテンツ」とは、公的機関のデータが示す根拠・事実から、具体的な情報を掲載しているコンテンツだと定義できるでしょう。

 

1-3.オリジナル性の高いコンテンツ

コンテンツの作成にあたり、別のWebサイトを参考にするケースもあるでしょう。
しかし、検索上位のWebサイトや競合他社と似ているコンテンツは、重複コンテンツとみなされてしまうため、Googleから評価されません。

「他サイトから文章をコピーしている」「情報が少なくて内容が薄い」など、オリジナル性のないコンテンツは、ユーザーにとっても新鮮味がなく、そもそも読んでもらえない可能性も高くなります。

自社で独自に調査した1次データや専門家の見解など、独創的な内容を盛り込んでいることも「質の高いコンテンツ」と判断される基準のひとつです。

 

2.質の高いコンテンツを作成する9つの手順

「質の高いコンテンツ」とは、「明確な根拠に基づきユーザーの悩みを解消するオリジナリティのあるコンテンツ」です。

これだけの要素を盛り込んだコンテンツを作成するには、いくつかポイントを押さえなければなりません。

ここからは、SEOのプロが実践している、質の高いコンテンツを作る手順を説明します。

 

2-1.キーワード選定

質の高いコンテンツを作るためには、検索ボリュームの大きさではなく、Webサイトの目的に合致するキーワードを選ぶ必要があります。

検索ボリュームとは、GoogleやYahoo!などの検索エンジンでキーワードが検索される回数のことです。検索数が多いほど検索ボリュームも大きくなりますが、検索ボリュームがあるキーワードは競合も増えます。
また、ターゲットとするユーザーが、必ず検索ボリュームの大きい語句で検索するとは限りません。

そのため、ユーザーの検索行動を踏まえて、自社のWebサイトと関連するキーワードを選ぶことが大切です。

 

2-2.ターゲット・ペルソナの明確化

選定したキーワードからターゲット・ペルソナを明確にすることで、ユーザーの悩みを解決するコンテンツに近づけることができます。

ターゲット・ペルソナが曖昧だとコンテンツの軸がずれてしまい、ユーザーの問題を解決するどころか、余計な疑問を生む可能性があります。また、コンテンツのテーマが分散するとGoogleの評価も下がるため、検索結果の上位を狙うことは難しくなります。

ターゲット・ペルソナを具体的に絞り込むことができれば、コンテンツの構成もスムーズに決めることが可能です。

 

2-3.競合コンテンツの調査

選定したキーワードで検索をかけ、検索結果の1位~10位までのWebサイトを調査し、ユーザーのニーズを掴みましょう。

検索結果の上位に表示されているWebサイトの共通項目から、ユーザーが求めている情報を把握することができます。また、競合コンテンツを調査する中で、検索結果の上位サイトに不足している情報も見つけることが可能です。

ユーザーのニーズに応える情報だけでなく、検索上位のサイトにはない情報を付け加えることで、オリジナリティのあるコンテンツとなるでしょう。

 

2-4.コンテンツのゴール設定

ユーザーがコンテンツを読み終わったあとの状態=コンテンツのゴールイメージを設定することは、コンテンツの方向性を決めるうえで非常に重要です。

ターゲット・ペルソナを明確化したとしても、コンテンツのゴールを固めなければ、ただ情報を伝えるだけのニュースのような記事になりかねません。
「コンテンツを通して自社商品・サービスの利用を促したい」「自社の知名度を上げたい」といった目的がある場合は、しっかりとコンテンツのゴールを設定しましょう。

ゴールイメージを決めれば、コンテンツにふさわしいタイトル・目次も策定できるようになります。

 

2-5.コンテンツタイトルの仮設定

コンテンツを読むベネフィットを盛り込むなど、ユーザーが思わずクリックしたくなるコンテンツの仮タイトルを考えましょう。

コンテンツのタイトルは、クリック率を左右する大切な要素です。ユーザーを惹き付けるタイトルにすれば、コンテンツを読んでもらえる可能性も高くなります。
ユーザーの悩みを解決する目次の構成を考えるためにも、あらかじめ具体的な仮タイトルを決めることをおすすめします。

なお、この段階で考えるのは、あくまでも「仮」のタイトルです。本文の作成後に、あらためてコンテンツに適したタイトルを考え直しましょう。

 

2-6.目次の設計

目次を設計するときに意識すべきなのは、ユーザーのニーズに応えつつ、論理的な展開でユーザーをゴールへ導くことです。

コンテンツの目次は、有益な情報が載っているかどうかをユーザーが判断する、重要な指標です。目次を読んだユーザーが「このコンテンツには必要な情報がない」と思えば、コンテンツを読まずに離脱する可能性があります。

目次は、ユーザーの知りたい情報が網羅されていることが伝わる、ロジカルでわかりやすい構成にしましょう。

 

2-7.ライティング

コンテンツの執筆は、目次の内容に沿って結論から書き始める方法がおすすめです。

Web媒体の場合、ユーザーはコンテンツを流し読みする傾向にあり、上から下へと順番に読むとは限りません。そのため、いかにわかりやすく要点を伝えるかが重要となります。
コンテンツのライティングには、結論→理由→例示→結論という順番で文章を展開する「PREP法」を取り入れるとよいでしょう。

また、文章作成時に公的機関のデータや独自の見解も盛り込むと、他のWebサイトと差別化を図りつつ、オリジナリティを出すことができます。

 

2-8.校正・校閲

書き終わった記事は校正・校閲を行い、誤字脱字や虚偽の情報がない状態にしましょう。

校正は文章内の誤字脱字を正す作業を、校閲は事実と異なる内容を正す作業を指します。
インターネット上に公開したコンテンツは、アクセスさえすればすべての人が閲覧できる状態です。万が一コンテンツ内に間違った日本語やウソの情報があれば、閲覧したユーザーに不信感を与えるでしょう。

コンテンツの校正・校閲を行うことは、「Webサイトの信頼性」を高めることにも直結します。

 

2-9.コーディング

コーディングの際は、Googleから評価される仕様にすることが大切です。

コーディングとは、HTMLやCSSなどのコンピューター言語を用いて、コンテンツをWeb上で閲覧できる状態にする作業のことです。
コーディングの記述方法によっても、Webサイトの検索順位は変動します。Googleのクローラーが、コーディングを通してコンテンツの内容を認識できない場合、検索結果の順位は上がりません。

  • 外部のWebサイトから引用する場合は<blockquote>の引用タグを使う
  • 関連性のあるコンテンツへ内部リンクを設ける
  • 見出しタグは正しい順序で設置する
  • <h1>タグは対策キーワードを含めた形で設置する

など、SEO対策も意識したいのであれば、コンテンツを構成するコーディングにも工夫を凝らしましょう。

 

最後に

SEO対策においては「Webサイトの信頼性」だけでなく、「質の高いコンテンツ」を掲載しているかどうかも問われます。
「質の高いコンテンツ」とは、信頼性とオリジナル性の高い情報を掲載した、ユーザーの悩みを解決するコンテンツだと言えます。

しかし、Webサイトに質の高いコンテンツを掲載するためには、工程ごとのポイントを押さえなければなりません。

「質の高いコンテンツを作る方法がわからない」というWeb担当者の方は、今回紹介した9つの手順をぜひ参考にしてください。
SEOのプロが実践しているコツも解説しているため、自社のSEO対策の一環として活用できるでしょう。