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【WEB担当者向けSEO入門-第1章-】SEO対策を始める前に知っておいてほしい4つのGoogle公式情報

【WEB担当者向けSEO入門-第1章-】SEO対策を始める前に知っておいてほしい4つのGoogle公式情報のアイキャッチ

SEO対策は、自社のWebサイトをGoogleやYahoo!といった検索エンジンの上位に表示させるために欠かせない施策です。

しかし、「SEO対策を行う」と言っても、具体的に何から始めればよいかわからず、頭を抱えているWeb担当者の方は多いでしょう。

Googleでは、SEOに関する情報を公表しているため、自社のWebサイトにすぐに応用することが可能です。また、Google公式情報を通してSEOの基礎知識も学ぶことができます。

今回は、SEO対策の実施前に知っておきたい4つのGoogle公式情報について、わかりやすく解説します。

 

1.ユーザーに価値の高いコンテンツを提供するには4つのGoogle公式情報を参考にする

昨今のSEO対策で重要なのは「ユーザーファースト」であることです。
「ユーザーファースト」とは、「ユーザーに価値の高いコンテンツを提供すること」を指します。

Googleの場合、検索結果で優先して表示されるのは「ユーザーが求めている情報を掲載しているWebサイト」です。

ユーザーファーストなSEO対策を実施するためには、以下の4つのGoogle公式情報を参考にする必要があります。

  • Googleが掲げる10の事実
  • ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
  • 検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド
  • 検索品質評価ガイドライン

Google公式情報の内容に従うことで「ユーザーにとって価値の高いコンテンツを掲載している」とGoogleに判断されれば、検索結果の上位にWebサイトが表示される可能性がグッと高くなります。

ここからは、それぞれのGoogle公式情報の内容について詳しく紹介します。

 

2.Googleが掲げる10の事実

「Googleが掲げる10の事実」とは、Googleの設立当初に策定された指針です。

  1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる
  2. 1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番
  3. 遅いより速いほうがいい
  4. ウェブ上の民主主義は機能する
  5. 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない
  6. 悪事を働かなくてもお金は稼げる
  7. 世の中にはまだまだ情報があふれている
  8. 情報のニーズはすべての国境を越える
  9. スーツがなくても真剣に仕事はできる
  10. 「すばらしい」では足りない

出典:Googleが掲げる10の事実

指針にはGoogleの考え方が反映されているため、どのようなWebサイトであればGoogleからの評価につながるのか、理解を深められるでしょう。

以下では、それぞれの事実について簡潔に説明します。

 

2-1.ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる

Googleがもっとも重要視しているのは「ユーザーの利便性」です。検索エンジンの仕組みを明快にしたり、見やすく使いやすいデザインにしたりするなど、Googleは常にユーザーの利便性向上を追求しています。

検索エンジンを利用するユーザーの多くは、自分の知りたいことに対する答えを探しています。そうしたユーザーの行動原理から、GoogleがWebサイトに求めている要素は「ユーザーの知りたいことに最適解を示すこと」だと言えるでしょう。

 

2-2.1つのことをとことん極めてうまくやるのが一番

Googleは、検索問題の解決に焦点を当てている会社です。検索サービスに関する世界最大級の研究グループを擁しており、検索エンジンの改良を重ねるだけでなく、検索分野で培った技術を新しいサービスにも応用しています。

1つのことを極めるGoogleの姿勢は、SEO対策にも通ずるところがあります。さまざまな話題を手広く紹介するよりも、1つの話題に絞って詳しく解説するほうが、ユーザーの理解は深まります。

 

2-3.遅いより速いほうがいい

「必要な情報を瞬時に提供することで、ユーザーの時間を無駄にしない」というのがGoogleの基本的な考え方です。実際にGoogleでは余計なデータ容量を削減し、検索結果の応答速度のスピードアップに努めています。

Googleは、WebサイトのURLをクリックしてからサイトが表示されるまでの時間が長くなることを嫌う傾向にあります。
そのため、読み込みの早いWebサイトほどGoogleからの評価が上がると言えるでしょう。

 

2-4.ウェブ上の民主主義は機能する

Googleの検索エンジンでは、他サイトに張られた自サイトのリンク(被リンク)も評価基準の1つです。Googleの検索アルゴリズムには「どのWebサイトにリンクが張られているのか」「どれくらいの数のリンクが張られているのか」を分析する機能もあります。

Googleは、さまざまなサイトにリンクが張られているWebサイトを評価する傾向にあります。ユーザーが有益な情報源としてWebサイトのリンクを張るほど、検索結果の上位にWebサイトが表示される可能性は高くなります。

 

2-5.情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない

スマートフォンの台頭に伴い、いつでもどこでも必要な情報を検索できるサービスが求められています。Googleでもモバイルサービスの技術開発に注力しており、スマートフォンに対応したサービスを打ち出しています。

最近では、モバイルファーストインデックス(MFI)という施策(※)をGoogleが導入したことが話題となりました。そうしたGoogleの動向から、パソコンではなくスマートフォンも想定したコンテンツづくりが求められていると言えます。
※スマートフォン用のサイトが検索結果の判定基準となる施策のこと。

 

2-6.悪事を働かなくてもお金は稼げる

Googleは、企業に対する検索テクノロジーの提供と広告収入によって利益を上げていることを公表しています。検索結果に関連のない広告は表示しない、ポップアップ広告は許可しないなど、広告においてもユーザーの利便性を追求していることが窺い知れます。

Googleは透明性の確保を基本理念としているため、ユーザーをだますようなコンテンツを掲載したWebサイトがGoogleに評価されることはありません。

 

2-7.世の中にはまだまだ情報があふれている

Googleが検索サービスで提供する情報はWebサイトにとどまりません。数十億枚にのぼる画像や数百万冊の書籍、ニュースアーカイブなど、世界中のあらゆる情報を検索できるように技術開発が進められています。

Googleは「世の中にあふれている情報をユーザーに提供したい」と考えていることから、検索結果に表示されるWebサイトにもシンプルな情報伝達を求めています。

 

2-8.情報のニーズはすべての国境を越える

Googleの目標は、全世界のユーザーが利用できる、すべての言語に対応した検索サービスを提供することです。現在は130以上の言語で検索エンジンを利用できるだけでなく、翻訳ツールの導入で外国語のWebサイトも読めるようになりました。

そのため、Webサイトを多言語に対応させることが、SEO対策において有利になると言えるでしょう。

 

2-9.スーツがなくても真剣に仕事はできる

Googleは、独自の企業文化があることでも有名な会社です。「適切な企業文化があるほうが創造性のある成果が生まれる」という考え方のもと、自由でオープンな社風をつくり、既存の枠に当てはまらない新しいアイデアを探し続けています。

Googleの検索エンジンにも、新しい表現方法を追い求めるGoogleの考え方が反映されていると言えます。
ITの進歩に合わせてWebサイトに新しい技術を取り入れることは、Googleからの評価につながりやすくなるでしょう。

 

2-10.「すばらしい」では足りない

「一番であることは出発点に過ぎない」という言葉が示すように、Googleは現状に満足することなく、既存サービスの改良に常に取り組んでいます。また、ユーザー自身が自覚していないニーズを予測し、新たなサービスを創出することもGoogleの目指す姿です。

Googleの言葉を借りれば「たとえ検索順位が1位になっても、それは出発点に過ぎない」と言えるでしょう。
SEO対策において大切なのは、ユーザーの利便性を考えて絶えず創意工夫を重ねることです。

 

3.ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)とは、Googleが発表している、良質なWebサイトを作るための指標です。

Googleの検索結果に表示するための手法や、検索表示の削除対象となる行為の注意事項を記載しています。

ウェブマスター向けガイドラインは、以下の2種類に分かれています。

  • 一般的なガイドライン
  • 品質に関するガイドライン

出典:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)

 

3-1.一般的なガイドライン

一般的なガイドラインは、3つのセクションで成り立っています。

  • Googleがページを検出できるよう手助けする
  • Googleがページを理解できるよう手助けする
  • 訪問者がページを利用しやすいよう手助けする

Googleのクローラーがページを読み取り、検索エンジンのデータベースに登録(インデックス)されれば、Googleの検索結果にWebサイトが表示されるようになります。

一般的なガイドラインには、クローラーにWebサイトを巡回させる効率的な手法や、インデックスの際にページの内容を正しく伝える手段、Webサイトにユーザーの訪問を促す方法を掲載しています。

 

3-2.品質に関するガイドライン

品質に関するガイドラインは、2つの項目で構成されています。

  • 基本方針
  • 具体的なガイドライン

基本方針では、Googleの検索エンジンにWebサイトをインデックスするうえで、望ましいWebサイトの在り方を示しています。

具体的なガイドラインでは、Googleからペナルティを受ける恐れのある不正行為を説明しています。WebサイトがGoogleのガイドラインに準拠しておらず、不正行為が悪質だとみなされた場合、インデックス削除の対象となることもあります。

ウェブマスター向けガイドラインには、Webサイトを構築・運営するうえで順守すべき項目が掲載されているため、一度は確認しましょう。

 

4.検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、SEO対策の基礎知識がまとめられているガイドです。
SEOを行うことは検索エンジンがユーザーに適した情報を提示する手助けになるとして、Webサイトに加えるべき変更点や調整箇所を明示しています。

<検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドの一例>

  • 用語集
    SEO対策で使用される重要な用語について解説しています。
  • Googleがコンテンツを見つけられるようにする
    Googleの検索結果にWebサイトを表示させる方法を紹介しています。
  • Google(とユーザー)がコンテンツを理解できるようにする
    Webサイトを検索結果の上位に表示させるための手法を説明しています。
  • Google検索結果での表示を管理する
    検索結果における特殊機能の対象となるために必要な事項を示しています。
  • コンテンツを最適化する
    どのようなWebサイトがユーザーに支持されるのかを知ることができます。
  • サイトをモバイルフレンドリーにする
    Webサイトをモバイル対応にするための方法を解説しています。

出典:検索エンジン最適化(SEO)スターター ガイド

検索エンジン最適化(SEO)スターターガイドは、SEO対策に関するGoogleの公式なガイドラインであるため、検索結果の上位を目指す際に活用できるでしょう。

 

5.検索品質評価ガイドライン

検索品質評価ガイドラインは、Google検索の品質評価者が参照するガイドラインです。
GoogleがどのようにWebサイトを評価しているのか知れる貴重な資料ですが、現時点で英語版しか公表されていません。

参考:検索品質評価ガイドライン

検索品質評価ガイドラインは不定期で更新されており、2019年12月にも一部内容が変更されています。

検索品質評価ガイドラインで押さえておきたいポイントは、「E-A-T」と「YMYL」です。

  • E-A-T
    E-A-Tとは、Expertise(専門性)・Authoritativeness(権威性)・Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取った用語です。
    GoogleがWebサイトの品質を評価する際、「Webサイトの作成者が多くの人から認められる特定分野の専門家か」「Webサイトの内容は信頼できるか」という点を重要視することが示されています。
  • YMYL
    YMYLは「Your Money or Your Life」の略語で、「人々の幸福や健康、経済的な安定、安全性に影響を与えるページ」を指します。医療や金融などの情報を取り扱うWebサイトにおいては、特にE-A-Tの評価基準が重視されます。

Googleは、さまざまな基準を用いてWebサイトの品質を評価します。Googleの評価基準を満たさなければ、検索結果の上位にWebサイトを表示させることは難しくなるでしょう。
特に、WebサイトがYMYLに該当する場合は、E-A-Tを意識する必要があります。

SEO対策を始める際は、検索品質評価ガイドラインの内容に変更はないか、定期的にチェックすることをおすすめします。

 

最後に

Googleではさまざまな情報を公表していますが、どの指標にも共通する考え方が「ユーザーファースト」です。

ユーザーにとって有益な情報を提供することが、SEO対策において何よりも重視されます。
もちろん、ユーザーの利便性や快適性にも配慮しなければなりません。

ユーザーファーストなWebサイトを心がければ、ユーザーの獲得や検索結果の上位化という成果は後からついてくるでしょう。

これからSEO対策を始める方は、今回紹介した4つのGoogle公式情報をぜひ活用してください。