【インターン生体験談】社会に出てはじめて気づく、「作業」と「仕事」の決定的な違い。
緊張の初日
僕は、業務に入る数日前に未来電子テクノロジーの福本代表から「花田は本気で会社を変えようとしてるので、お願いします。」と、グランネットの山本社長にご紹介していただきました。
その時、一学生が恐れ多いことだとは思いましたが、どんな業務でも全力でやってやろうと決意しました。
そもそも、僕がインターンを始めたきっかけも、「自分が社会に出てどこまで通用するのか知りたい」という生意気なものだったので、これはいいチャンスだと思ったのです。
いざ、初日を迎えてオフィスに入ると全員大人でした。当たり前ですが、ここは仕事場なのだと改めて実感したのを覚えています。こんな環境に憧れていましたが、緊張と不安で押しつぶされそうでした。
業務スタート
まずは、僕の担当に付いて下さった池田さんと山本社長からSEOの基礎知識や、グランネットの業務内容について丁寧に教えていただきました。
当初僕は、「見て覚えろ」というような体育会系な職場を想像していましたが、とても優しく質問にも答えてくださいました。
しかし、3日目に入り実務がスタートしてから本当の厳しさを目の当たりにしたのです。
必死に覚えていたのは「作業方法」だった
少し話が逸れますが、グランネットでお世話になるまでに、僕は半年間ほどwebマーケティング会社でインターンをしていました。そこでは、「HPから新規顧客を獲得するためにはどのような対策をすべきか」「お客さんは何を求めて記事を検索するか」などを考えるために、前提としてSEOに関する知識を勉強しました。
Google Analyticsの資格も取得し、一通り学んだつもりでしたが僕が学んでいたのはルーティーン化した作業方法だったのです。
それを痛感したのが、池田さんに「ちゃんと考えて資料を作ってるか?」と言われた時です。僕は、実際に業務に取り組む前に池田さんから丁寧に業務内容を教えていただきました。資料作成のためのExcelの使い方や、どのように検索キーワードを見つけるかなどについてです。「何か質問はありますか?」との問いかけにも自信満々で「ありません」と答えました。
しかし、僕が必死に暗記していたのは作業方法だったのです。クライアントの問題解決という業務の本質を後回しにして、作業の進め方ばかり覚えていました。そのため、いざ業務に当たっても何のための仕事なのかを理解できずに、「ちゃんと考えてるか?」と注意を受けたのです。
業務を進めるに当たって本当に大切なことは、「何のためにこの仕事をしているのか」を理解することであると学びました。
考え抜くことの大切さ
いよいよ業務の最終日、僕は池田さんと山本社長にプレゼンをさせていただきました。内容は、「どのようにグランネットの所有するHPのSEO対策を進めるか」についてでした。
僕は、ここぞとばかりにグランネットの顧客の傾向からニーズを調べ自分のアイデアも織り交ぜて、プレゼンを作成しました。
しかし、結果から言うと全くダメでした。まず、一つ目の問題点は、プレゼンの内容がごちゃごちゃで意図が伝わらなかったこと。伝えたいことが多すぎて自分の中でアイデアが整理できていませんでした。
そして、二つ目は、相手が求めるプレゼンが全くできていなかったことです。後になって気がつきましたが、お二人がプレゼンを通して知りたかったのは、僕の稚拙なアイデアではなく、「グランネットでの業務を通して何か成長したのだろうか」ということだったのだと思います。
「自分には何が求められており、何をすべきなのかを考える」基本的なことですが、とても大切なことを学びました。
最後に
グランネットでは貴重な経験をたくさんさせていただきました。特に、自分が作った営業資料で営業をしていただいた時はとても感動しました。
最後に、業界の基本的な知識から考え方に至るまで、たくさん教えてくださった池田さんと山本社長にはとても感謝しています。本気で向き合ってくださったからこそ、自分の未熟さを痛感することができました。
僕はこれから、学生のうちにいろんな環境に飛び込んで揉まれたいと考えています。8日間本当にお世話になりました。
(花田 貴充)